東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その14(目黒・白金台編)

こんばんは一流です。

大晦日ですね。年の終わりにくつろぎながら私のブログを読んでください。2017年に紹介する最後の街は特にゆかりのない目黒でいきます。

 

 

 

2017年も終わりますね。今年の初めあたりから始めた東京の各地を写真10枚で紹介するこの企画も14回まできました。来年はもっと更新ペースを上げられるように頑張ります。

 

 

さて今宵ご紹介する街は目黒駅と白金台駅周辺です。目黒区ではなく品川区にあることでおなじみの目黒駅から都営三田線東京メトロ南北線が並走する隣駅の白金台駅。この辺りには他にはない個性と歴史を兼ね備えた施設が多いように感じます。2017年を締めくくる最後の10枚をご覧ください。

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは目黒駅にほど近い権之助坂商店街から紹介します。

目黒駅西口から実に250以上もの店舗を構えるという巨大な商店街です。権之助とは江戸時代の菅沼権之助という目黒村の名主の名が由来。なんでも高い年貢に苦しんでいた農民を見かねて幕府に低減の提案を行った、あるいは荷を運ぶ人の苦労を減らそうと緩やかな権之助坂そのものを作った人物であると言われています。結局彼は幕府に逆らった罪として処刑されてしまうのですが、権之助を慕う農民たちが坂に彼の名を付けてあげたのだそう。彼の命懸けの義とも言える行動は今でもこの地にその名残を残しています。

 

 

 

 

 

2.

 

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そんな権之助坂の途中を曲がると現れるのが学校法人日出学園です。

中高一貫校のこの学校の特徴は何と言っても卒業生に芸能人が圧倒的に多いこと。芸能人の出身校というと都内ではここと堀越高校の2強と言ってよいでしょう。芸能活動と両立できるよう支援する教育制度が確立されていることや目黒駅や芸能事務所から近い立地的な面から俳優、女優、アイドル、ジャニーズと新旧問わず錚々たる顔ぶれがここの卒業生となっています。具体名は省きますが、検索すると山ほど名前が出てくるのできになる方は是非調べてみてください。

 

 

 

3.

 

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「この草花を取らないでください!」の看板です。

摘まないでくださいではなく取らないでくださいというところがミソです。草を取るってどういうことでしょう?根っこごと引き抜いていく被害が過去にあったんでしょうか?イタズラにしては随分ワイルドなやり口です。閑静な街に差し込む一筋の不安な光を垣間見てしまいました。

 

 

 

 

4.

 

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目黒随一の珍スポットに来てしまいました。

世界で唯一の寄生虫専門の博物館がこの目黒寄生虫館です。入館は無料。6F建てのビルの1~2Fが展示スペースとなっている小さめな博物館ですが、寄生虫に関する資料や標本の充実具合は圧巻です。最近では目新しいデートスポットとして利用する人もいるようですが、展示されている患者の写真などは思ったより強烈なので心して行きましょう。

 

 

 

 

 

5.

 

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ホテル雅叙園東京に来ました。

ホテルや結婚式場、レストランなどの複合施設である雅叙園の見所は木造の旧館にある百段階段という建築物です。99段の階段とその階段沿いにある7つの宴会場は国の登録有形文化財に登録される、太宰治の小説に登場する、千と千尋の湯屋のモデルになる...などなどその雅な造りから生まれた逸話には限りがありません。見学ツアーも開かれているので宿泊者でなくとも楽しむことができます。

 

 

 

 

 

6.

 

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東京都庭園美術館に来ました。

また雅な建物に来てしまいました。現在は都立の美術館となっているこの建物はかつて昭和天皇の皇后の叔父である朝香宮鳩彦王の邸宅でした。アール・デコ様式の内装が建築当時のそのままで残っており国の重要文化財となっています。周囲の庭園と合わせここには都会の喧騒を忘れられる空間が広がっています。

 

 

 

7.

 

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そんな庭園美術館の隣にあるのがこの自然教育園です。

上野にある国立科学博物館に付属する緑地地帯です。教育園と言う名ではありますが広がっているのはただの手付かずの自然地帯です。が、手付かずの自然ほど都内で貴重な空間はありません。園内からはかつて縄文土器なども出たことがあるのだとか。こちらも都会の喧騒から抜け出したい方にオススメのスポットですね。

 

 

 

8.

 

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自然教育園の近くの公園で見つけた箒起きです。

人の股間に箒を貫通させるハイセンスすぎるデザインです。白金台という上品な住宅街に一石を投じる公共物ですね。作った意図も導入した意図も全く見えないデザイン性でした。

 

 

 

 

9.

 

 

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白金台にあるプラチナドンキです。

全国にここしかないドンキホーテのプラチナバージョンの店舗です。シロガネーゼ達をターゲットとし、イメージカラーをプラチナとするドンキの高級ブランド店です。と言っても基本的な内装は普通のドンキホーテと大きくは変わりません。ただ野菜や高級な肉などが販売されていたり弁当が充実していたりするなど白金台の住民に向けた工夫が随所にされており、普段のドンキに慣れているとちょっと新鮮な感じが味わえます。

 

 

 

10.

 

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最後は白金台駅のステンドグラスで締めます。

「白金春秋」というタイトルの作品です。さすがセレブ街、駅まで上品さが漂っています。東京メトロを始めとするいくつかの駅にはこうしたステンドグラスがところどころに飾られています。調べてもステンドグラスの駅一覧みたいなものが出てこないのでどこにあるか全部掌握しているわけではないのですが、むしろこういう作品にはたまたま出会い頭に見つけるくらいの方が感銘を受けやすいかもしれません。

 

 

 

 

 

ということで目黒と白金台をご紹介しました。

今年読んでいただいた方はありがとうございました。まだまだ行きたいところがたくさんあるので来年はもっと更新頻度を上げてゴリゴリ頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

それではみなさん良いお年を。

 

 

 

おわり