東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その47(浜松町・大門編)

こんばんは一流です、本日は浜松町と大門の街を歩いて気になったものを写真10枚でご紹介していきます。見てってください。

 

 

 

 

 

 

港区から浜松町と大門の街をご紹介します。この辺りは東京タワーのお膝元のビジネス街が広がっています。浜松町駅には京浜東北線東京モノレールが乗り入れています。地下鉄は通っていませんが、すぐ目の前にある大門駅に都営浅草線大江戸線が通っており、その機能を補完しています。お隣の田町駅三田駅と似たような関係ですね。この辺りはかつて江戸城の城下町として栄えていた歴史があり、現在でもビジネス街の合間にその痕跡をいくつか見つけることができます。新旧の街並みが交差するこのエリアで目に留まったものを写真10枚でご紹介していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは浜松町駅名物の小便小僧をご紹介です。

3,4番線ホームの一番端っこに鎮座する小便小僧です。この駅で降りるたびに気になっていたのでちゃんと調べてみました。この像の歴史は1952年まで遡り、当時の浜松町駅長が何か駅の目印になるものが欲しいという相談を医者の友人にしたところ、その友人の診療所の庭にあった小便小僧を寄贈されたのが始まりなのだとか。その後裸だった小便小僧に衣装を着せてくれる一般女性が現れ、30年以上に渡って様々な衣装を着せ続けてくれたそうです。その女性が亡き後もその遺志は引き継がれ、現在は港区の手芸グループによって毎月新しい衣装を着せてもらっているらしいです。地域から愛されている像ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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駅前の世界貿易センタービルに来ました。

浜松町のモノレール駅と直結する高さ152mの高層ビルです。こげ茶色と言いますか、この渋めの色が個人的にはかなりかっこいいと思っています。40階は展望台になっていて東京タワーなどをはじめ東京の夜景を一望できるスポットです。世界貿易センタービルと聞くとアメリカの9.11同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービル(ワールドトレードセンタービル)と同名であることに気づきますが、これはワールドトレードセンター連合というグループの一員であるため。ニューヨークのビルと浜松町のこのビルはその創立時からのメンバーで、現在は世界各地に同名のビルが建設されています。そんな浜松町の世界貿易センタービルですが、老朽化を原因に2021年から解体が予定されています。まだ訪れたことのない方は今のうちに足を運んでおきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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駅近にあるオブジェです。

「広げよう納税の輪」と書かれた上には地球と鳩のオブジェが置いてあります。なんか書いてあることとオブジェがかなりズレてる気がしますが、これでいいのでしょうか...。世界規模で納税を訴えかけているんですかね。ちなみにこの裏側には「世界の願い交通安全」と書いてあります。まだこっちの方がオブジェとシンクロしてる気もしますが、全然違う内容の標語を一つのオブジェで済まそうとするところがちょっと無理があって面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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大門に来ました。

大門駅の名前の由来となっている増上寺のかつての総門です。と言ってもこれは昭和12年にコンクリート造りで改築したものになります。ここをまっすぐ行くと増上寺、東京タワー方面に進むことができます。1393年に創建され徳川家とも縁の深い増上寺ですが、背景の東京タワーとの調和が個人的には見所の一つだと思っています。この大門もそうですが、ビル群の中に突然現れる古い建造物ってなんだかワクワクします。新旧の調和が東京のオフィス街を歩くときの魅力の一つですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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竹芝客船ターミナルに来ました。

東京の海の玄関口の一つです。この港からは三宅島や八丈島小笠原諸島などの東京の島嶼部に向けた船が運行している他、東京湾クルーズなどの遊覧船も出航しています。東京湾を一望できるので船に乗る予定がなくても見どころのある場所ですね。またここの待合室にある各離島の特産品の販売所は、東京都内で唯一の東京のアンテナショップとして知られています。ここでしか買えないものもあるのでアンテナショップとして訪れても面白そうです。

余談ですが、前々回の蒲田編でモヤイ像のお話をしましたが、なんとここにもよく似たモヤイ像がいました...。渋谷と蒲田だけでなく竹芝にもいると訂正します。

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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アンモナイトを見つけました。

ゆりかもめに乗ると車窓から見えるので気になっていたビルです。見た目的にどこかの会社の倉庫なのかなと思っていたのですが、調べるとGallery916というアートギャラリーであったようです。倉庫を居抜きで改築した写真ギャラリーだったようですが、なんと残念なことに2018年の5月で周囲の再開発などに伴い閉館してしまったとのことです。この周辺もかなり再開発が進んでおり、先述した世界貿易センタービルをはじめとして多くのビルが建て直しや改築を余儀無くされています。行きたいと思ってたのに...とならないよう、気になった場所は早めに訪れていかないといけませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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ミロのヴィーナスを見つけました。

ここは港区立イタリア公園という公園です。ミロのヴィーナスをはじめとして園内には有名なイタリア彫刻が12体設置されています。公園自体もイタリア人の設計によるイタリア式庭園の形が取られています。2001年に「日本におけるイタリア2001年」を記念してイタリアから寄贈された公園だそうです。以前ご紹介したお台場ではフランス関連のオブジェなどが多かったですが、このエリアはイタリアとのつながりが強いようですね。イタリアといえば次の写真もとっても関係しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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イタリア街に来ました。

先ほどの公園よりもさらにスケールのでかいイタリアっぽい場所が登場です。汐留地区の巨大複合都市である汐留シオサイトの一角を占めるこのイタリア街は2004年ごろから徐々に形成されていったイタリアの街を緻密に再現したエリアです。もともとこの場所はどの駅からも徒歩10分ほどを要する都心にしてはやや不便なエアポケット的な場所でした。そんな場所に商業施設を誘致するためにイタリアのおしゃれな街並みを再現しようということに決まったのがきっかけとのこと。イタリアの政府関係者まで交え、現地視察を重ね単なる建物を真似ただけでなく、文化も取り入れ本物そっくりの雰囲気を醸し出すことに成功しています。夜になるとビルの光でさらにオシャレ度が増します。入ってるお店もオシャレなものばかりなので穴場的な場所として色々な使い方ができそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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さてだいぶ移動して増上寺側に戻って来ました。

ペルリ提督の像を見つけました。ペルリって誰だよと思いましたが、提督の文字を見て思い出しました。かの有名なペリー提督のことをかつてペルリと表記していたというのを歴史の授業で学んだ気がします。教科書の写真よりもちょっと美化されてません?この像はペリーの出身地であり日本に訪れた時の出航地でもあるロードアイランド州ポートランド市から親善の印に寄贈されたものだそうです。浜松町エリアは海外から色々なものを寄贈されていますね。やっぱ港のエリアってところが大きいのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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最後は浜離宮恩賜庭園で締めます。

都内にある庭園の中でも特に有名なところなのではないでしょうか。私はこの庭園を訪れてからその良さに気づいてしまい一時いろんな庭園巡りをしてました。もうちょっと年齢を重ねてからの趣味のような気もしますが、いざ歩いてみると色々と気づかされることや自然の中に身を置けることもあり楽しいですよ、庭園巡り。この浜離宮はかつて徳川将軍家の別邸として使われていた土地です。現在は周囲を高層ビルに囲まれていますが、これもまた不思議なもので風景の調和が取れているように感じることができる庭園です。中の茶屋はリニューアルされ今は実際にお茶やお菓子を楽しむカフェとして利用することができます。徳川家も見たであろう景色の数百年後の庭園の姿を眺めながら飲むお茶は他では味わえない風味がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで古き良き港町、浜松町をご紹介しました。

次は商店街が有名なあの街に行きます。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

おわり