東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その94(馬喰町・浜町編)

こんばんは一流です。今日は馬喰町と浜町のエリアを散策して気になったものを写真に撮ってきました。みてね。

 

 

 

読みづらい街、馬喰町にやってきました。馬喰町の街は総武本線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の三駅に囲まれるような形になっています。この街は古くより問屋街として知られ、現代も歴史を感じさせる店が多く並んでいます。どこか江戸の情緒を感じさせる街並みは都内でも貴重な光景と言えます。新宿線馬喰横山駅の隣駅である浜町駅にも隅田川沿いにその雰囲気は続いており、個人的には好きな街の一つです。そんな馬喰町と浜町で気になったものを写真10枚でまとめましたのでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは馬喰横山駅で気になるものを発見です。

馬がいます。馬喰という変わった名前の由来はみんな気になっているのか横のパネルには駅名の由来が書いてあります。馬喰とはもともと博労・伯楽(ばくろう)という言葉が変化したものです。伯楽とは馬や牛の仲介人のことを指し、江戸時代に高木源兵衛という伯楽がこの辺りで「初音の馬場」という馬場を管理していました。この馬場は関ヶ原の戦いの前に徳川家康が馬を揃えたという逸話も残るほど由緒あるところで、それがそのまま町名の由来になりました。現在では馬場の名残はほとんど残されていませんが、地名からかつての街の姿を垣間見ることのできる歴史のある町名でした。

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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問屋街にやってきました。

ここ日本橋横山町問屋街は近くにある馬喰町問屋街と合わせて日本最大の問屋街と言われています。問屋街とは一般消費者ではなく小売店向けに商売を行っているお店が集まっている街を指します。多少であれば一般の方向けに商売を行なっている問屋街も多いですが、この横山町・馬喰町問屋街は小売店向けに特化したお店がほとんどで、一般の方がふらりと立ち寄って買い物をすることはまずできません。この問屋街も江戸時代に由来を持つもので、元は旅館街だったと言いますが、全国から来た仕入れ業者が宿泊したことと江戸土産を売る店が増えたことから問屋街として発展していったのだとか。現在では主に衣料品を取り扱う問屋街となっていますが、一般の方の購入がほぼ出来ない事もあって休日でも人通りは少なく、独特の街並みが広がります。まさに商人の街ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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せっかくなので問屋街から一つ代表的なお店を紹介しましょう。

こちらのエトワール海渡は服飾品を中心に取り扱っている会員制の総合卸売商社です。馬喰町に店舗群を展開しており、この辺りを歩くとエトワールと名のついた建物をいくつか見かけることができます。店舗を持っている小売店を対象とした販売を行なっており、登録された小売店だけと取引する会員制という商売形態を取っています。これは馬喰町界隈の問屋では一般的な取引形態であり、このシステムのために一般の消費者はこれらの店では買い物をすることができなくなっています。このような商社があるおかげで小売店に商品が流通していることを考えると、直接買うことはできなくとも私たち一般消費者と深く関わっていることがわかります。自分と馴染みの薄い街を歩くと自分の知らない世界を知れて面白いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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問屋街からもう一個面白いお店をご紹介しましょう。

こちらは世にも珍しい鳩時計専門店である森の時計というお店です。ドイツで作られた100点を超える様々な仕掛けの鳩時計が店内所狭しと飾られており、どれも個性と趣があり見ていて飽きません。店主の芹澤鳩さんは自らのペンネームを鳩とするほど鳩時計を愛しており、現在もドイツから自分の目で厳選したものを店頭に並べています。色々なものがデジタルに変わりつつある世の中で、アナログの象徴とも言える手作りのからくり時計を提供することで、現代の人々が無くしかけている大切なものを思い出して欲しいという願いがあるそうです。このお店、少し前にモヤモヤさまぁ〜ずでも紹介されていましたね。ここは問屋街の中にありますが一般の方向けに販売を行なっている貴重なお店ですので鳩時計の魅力を知りたい方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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江戸通りという表記を見つけました。

江戸通りは東京駅の北側を起点とし、この馬喰町エリアを通り抜けて浅草駅の先の言問橋までの約5kmを指す道路の名前です。そのうちのほとんどが国道6号線にあたります。この道沿いには大手町から日本橋小伝馬町日本橋馬喰町日本橋横山町、浅草橋に蔵前に浅草と江戸の情緒を残している街がずらりと並び、江戸通りの名に相応しい街並みが広がります。歴史と伝統の名残を各地で見かけることができるので歩いていて楽しい道路ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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通りの名前繋がりでもう一つ。

東日本橋駅の近くに御幸通りという通りがあります。御幸通りという名前は全国各地に見られるものですが、御幸とはそもそも天皇が外出することを指す言葉です。写真にあるのは御臨幸記念碑で、この地に天皇が訪れた記念に建てられたものです。1923年に起きた関東大震災で東京は甚大な被害を受けました。復興が進み始めた1930年に昭和天皇は東京各地の復興状況を視察され復興帝都巡幸を行いました。その際に訪れたのがかつてここにあった千代田尋常小学校でした。今記念碑があるこの場所に車を止め復興の功労者と交流をもったと言います。そのことからここに記念碑が建てられ、御幸通りという通りの名もつけられました。全国の御幸通りにもこのようなエピソードがあるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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そんな御臨幸記念碑があった学校を表側から撮りました。

先ほど書いた当時の千代田尋常小学校は現在日本橋中学校となっています。そんな日本橋中学校の垂れ幕に注目です。中学校の垂れ幕といえば「○○部都大会優勝!」とか「○○部 関東大会出場!」なんかが多いですがここはすごいです。ワールドジャンプロープ世界大会とダブルダッチコンテスト世界大会inフロリダで優勝していると共にマーチングバンド全国大会14年連続金賞の文字も見えます。すごい。すごすぎる。ダブルダッチとはチームで行う縄跳びの一種ですね。高い技術と一糸乱れぬコンビネーションが必要とされる難度の高い競技です。垂れ幕ももっと大きくてもいいんじゃないかと思えるくらいの偉業です。都会のど真ん中の公立中学からここまで全国や世界で好成績を収めている学校も珍しいですね。関東大震災から立ち直り世界に羽ばたく人材を多く輩出しているとあれば、先ほど話に出た復興の功労者の方々も大いに喜んでおられると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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花が供えられていました。

当ブログではあまり事件や事故などのデリケートな問題は取り上げていませんが、ここは直近である出来事が起きたばかりの場所なので紹介しておきます。気になる方は「セブンイレブン日本橋店」で検索してみてください。これは最近の社会問題の一つでもあるので、ここで起きた出来事を知っておくことの意義は大きいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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浜町公園に来ました。

個人的に好きな公園の一つです。隅田川沿いに広がる中央区で最も古く最も大きい公園です。浜町駅を降りてすぐの位置にあり、運動場やスポーツセンターが併設されており様々な楽しみ方ができます。ここも関東大震災の復興事業の一環として建てられた場所で、この地域では珍しい緑を多く残したスペースとなっています。映画「容疑者xの献身」にも登場しているので見たことある方もいるかもしれませんね。個人的には高校の文化祭でアカペラをやることになり、ここで練習した記憶が印象的です。そのおかげで今でも来るたびに当時のことがちょっぴり蘇る思い出の公園でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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ラストは明治座で締めます。

浜町駅からすぐそばにあるここは東京を代表する劇場です。帝国劇場や歌舞伎座などと並び歌舞伎・演劇の殿堂とも言える日本橋明治座はその名の通り1873年(明治6年)に開場して以降、多くの名演を行ってきました。関東大震災東京大空襲などにより、幾たびも焼失の憂き目にあいますが、その度に再建され現在の立派な建物に至っています。建物内の食事やお土産なども充実しており、初めて訪れる方でも親しみやすい作りになっています。ちなみに現在明治座代表取締役を務めてられているのは三田芳裕氏ですが、彼はフジテレビの人気アナウンサーであるミタパンこと三田友梨佳アナウンサーのお父さんです。歴史ある場所には名家ありと言ったところでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで馬喰町・浜町エリアをお届けしました。

来週は山手線のある駅周辺を散歩します。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり