東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その50(赤羽・赤羽岩淵編)

こんばんは一流です。ついに東京写真10選は50回を迎えました!記念に今回は私が現在住んでいる赤羽の街をご紹介します!見てください!

 

 

 

 

 

10月1日に50回目という気持ちのいい節目を迎えることができました!パチパチパチ〜!

これもひとえに皆さまにご愛好いただいているおかげです。軽い気持ちで始めた企画でしたがまさかここまで続けることができるとは...次の目標はとりあえず100回と思っていますのでこれからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

さぁ記念すべき50回目にご紹介するのは今わたしが暮らしている街、赤羽です。みんな機会があったら遊びに来てください。日常を過ごしている街で気になるものを見つけるのは難しいのですがフラットな気持ちで散策しました。その45ではわたしの地元である蒲田をご紹介しましたが、赤羽は蒲田と非常に似た雰囲気を持っている街です。初めて降りた時蒲田とそっくりすぎて「あ、ここに住もう」と即決してしまいました。ごちゃごちゃした街から離れられない性分のようです。

 

赤羽は埼玉県との県境にある都内最北の街の一つで、安い居酒屋が立ち並ぶ飲屋街として近年は有名です。せんべろブームに後押しされじわじわと人気が上がっており、住みやすさランキングなどで急上昇している地域でもあります。赤羽駅には京浜東北線埼京線上野東京ライン高崎線宇都宮線湘南新宿ラインとJRがやたらと通っており、交通の利便性が良いことでも知られます。赤羽にはJRしか通っていませんが、徒歩10分弱の位置にある赤羽岩淵駅東京メトロ南北線が通っています。そんな雑多な感じのする下町を歩いて気になったものを写真10枚でまとめましたのでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは赤羽の古くからのランドマークをご紹介です。

かつてここにあったサウナ&カプセル錦城のランドマークである自由の女神です。現在サウナ屋自体は閉店してしまいましたが、ビルと自由の女神はいまだ健在です。赤羽は駅前に目立つビルやオブジェがないのでひときわ存在感があります。サウナの入浴→ニューヨーク→自由の女神というただのダジャレが由来だそうです。サウナ閉店の際には撤去の噂も流れましたが、しれっと残ったままです。赤羽駅で降りた際はまずこの女神を見つけてみてください。きっと優しい表情で出迎えてくれるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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西友に来ました。

西友なんてどこにもあるじゃんと思うなかれ、実は赤羽店のあるこの場所が本社なんです。現在はウォルマートの子会社ということでそのロゴもばっちり入っています。最近では売却の噂もありましたが今の所は話は進んでいないようですね。わたしもこの店舗をよく利用してますのでそれっぽい人がいたらそっとしておいてください。ちなみにこの周辺では赤羽に住んでいることで有名なあのピンク色の夫妻を見かけることが多々あります。そちらももし見かけてもそっとしておいてあげましょう。

 

 

 

 

 

 

3.

 

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赤羽の象徴、一番街シルクロードに来ました。

左右にびっしりの飲み屋が揃っているこちらの通り。夜に通ればまるで東南アジアの夜市に来たかのような気分が味わえます。有名おでん屋さんの丸健水産をはじめとして安く楽しく飲めるお店が数多く立ち並んでいます。この周辺には昼から空いているお店も多く、陽の光を浴びながら酒を飲んでも罪悪感を感じない貴重な空間です。かつては酔っ払いおじさんの街でしたが最近ではせんべろブームもあり若い方や女性などのお客さんでも賑わっているようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

4. 

 

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そんなシルクロードの目の前にあるのはなんと小学校の校門です。

こちらの赤羽小学校は飲屋街の真ん前というとんでもない立地に位置しています。登校はともかく下校の時間なんかは周囲は昼間っから酒を飲んでいるダメ人間だらけとあって教育上完全に不適切なような気もしますが、逆に小さい頃から大人の負の側面も見れるという意味ではいい教育なのかもしれません。心配される治安の面ですが、通学路にある飲み屋の店主や常連のおじさんに見守られているということからかえって安全なのだとか。古くからの飲み屋が並ぶ赤羽の地域ならではの治安維持ですね。

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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そんな赤羽でも一際異彩を放つ飲み屋を見つけました。

赤羽霊園というこちらの飲み屋さん。店の外装には文化祭のお化け屋敷的な装飾が施されています。見た目の通りお化け屋敷と飲み屋を融合させたお店です。看板には「天空より生首落下、君は耐えられるか!」と完全なネタバレの一文が。ここでは店内で飲み食いしていると突然天井からマネキンの生首が落ちてくるなどのドッキリの仕掛けが大量に施されており、その発動のタイミングは完全に店主の気まぐれ。会話の流れや空気などをぶった切って落とされる生首は悪夢そのものです。他ではできない新しい体験をしてみたい方はぜひ訪れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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赤羽グランドキャバレー、ハリウッドに来ました。

夜の赤羽の雑多な街の中でもひときわ目立つネオンの建物の正体はグランドキャバレー、ハリウッドです。もはや絶滅の危機にあるキャバレーという店舗形態ですが、このハリウッドはまだまだ現役で営業しています。キャバレーというのはキャバクラと異なりダンスや歌などのショーを伴う店のことを指すものでハリウッドにもお抱えのダンサーやシンガーが大勢おり毎日夜を盛り上げているとのこと。初心者のお試しコースなんかもあるらしく夜の世界の第一歩には適したお店かもしれません。「キャバレー太郎」との異名を取った実業家、福富太郎氏により創業された店舗の一つで、北千住店と共に平成の世にキャバレーの文化を残しています。この赤羽店には某有名司会者M氏も足繁く通っているらしく、店の女の子に「ファイナルアンサー ?」と聞いているとかいないとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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公園で見つけた謎の門です。

大空の門というこちらのオブジェ。なかなかインパクトのある見た目をしています。実はかつてはただのオブジェではなくアーチ状の滑り台だったと言います。片側の柱から階段を登りもう片方の柱が滑り台になっていたそうです。子供のころこんな遊具があったらテンション上がったでしょうね。もちろん1968年の公園開園当時の当時の子供達にもウケて大人気の遊具だったそうですが、安全上での問題が見つかったとのことで一度は取り壊しの動きがありました。しかし地元住民の保存してほしいとの声から滑り台としての機能は廃されたもののオブジェとして新たに生まれ変わったそうです。姿を変えながらも地域の子供を今も見守っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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赤羽エコー広場館に来ました。

ビックエコー歌広場が融合したみたいな名前が気になりました。ここでいうエコーとは反響のエコーではなく、リサイクル的な意味のエコの方を指すみたいです。北区にはここを含め4つのエコー広場館があり、北区民に対しリサイクル文化の振興を図っているようです。具体的には不要になった日用品などの回収を行ったり、主に子供を対象として紙すきや廃油石鹸を作る体験などのワークショップを行っているとのこと。区がエコ活動に力を入れていることがよくわかりますね。赤羽は駅前などにゴミが落ちている場合が多いですがいつか改善されていくことを祈りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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赤羽駅西口側に移動しました。

鯛にジャイアントスイングを掛けているワイルドな恵比寿様がいました。赤羽七福神広場と呼ばれているこの空間。この恵比寿様を始めとして一つの柱に一人ずつ七福神が配置されています。商業施設が並ぶこのエリアの商売繁盛を祈願して作られたらしいですが調べると裏話が出て来ました。かつてこの広場が設計された際は4つの柱しかなかったらしく、象徴となるオブジェやモニュメントもありませんでした。そのプランの構想段階で4つの柱の間に等間隔にもう1本ずつ柱を置くと収まりがいいことに気づいた設計者が7本の柱にちなみ七福神を配置したとのこと。収まりがいいという理由で七福神を置かれるケースって面白いですね。なぜ恵比寿様がこんなにワイルドなのかはわかりませんが、昨今の赤羽が賑わっているのもこの七福神のおかげかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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最後は赤羽八幡神社で締めましょう。

赤羽から埼京線に乗って埼玉方面に行くと駅を出発してすぐトンネルを通るのが分かるかと思います。なんとこちらは電車の通る高架線のトンネルの上に構える神社で、たどり着くためには写真のような坂か階段を登る必要があります。かつてあった地に新幹線が通ることになり線路の上に移転させたという奇抜な歴史があります。高架線を真上から眺められる貴重な場所とあって鉄道ファンなどもよく写真を撮りに訪れているようです。最近ではこの神社の御朱印帳が「∞」のマークをあしらったものであることから関ジャニ∞ファンの聖地として知られるようになり絵馬などもほとんど関ジャニ∞関連のものでした。この神社を創建したのは坂上田村麻呂と言われていますが、まさか彼も作った神社が奇しくも自分の名字と同じく坂の上に移転することや、男性アイドルユニットの聖地となることは夢にも思っていなかったことでしょう。土地に歴史ありですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで私の暮らす街、赤羽をご紹介しました。

遊びに来たおりにはご案内しますのでお声がけください。

 

 

さて50回の大台を超え次週は遂に今まで超えてなかった境界線を超えてあの街に繰り出します。またちょっと別企画も始動しかけていますのでそちらもいつかご紹介します。

 

 

 

 

 

おわり