東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その76(護国寺・茗荷谷)

みなさんこんばんは一流です。新年度ですね。2019年度も変わらず散歩して色んなものを発見しましょう。今日ご紹介するのは護国寺茗荷谷の街です。

 

 

 

元号発表されましたね。かっこよくて好きです令和。今年は節目の年になるので、私もいろいろと挑戦していこうと思ってます。また近いうちに新しいお知らせが出来ると思うので楽しみにしていてください。

 

さて新年度一発目の街に選んだのは久々の文京区から護国寺茗荷谷のエリアです。落ち着いた街並みが広がるエリアですが、歴史的にも重要なスポットや建築物などが立ち並びます。多くの人で賑わう後楽園と池袋の間にありながら閑静な雰囲気が漂うこの街はちょっと大人向けの渋めの散策をするにはもってこいの地域だと個人的には思っています。東京メトロ有楽町線護国寺駅丸ノ内線茗荷谷駅付近をぶらりと歩いて気になったものを写真10枚でまとめましたのでぜひご覧ください。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずはストレートに護国寺に来ました。

護国寺駅を降りてすぐのところにあるこちらのお寺は1681年に徳川綱吉によって創建された真言宗のお寺です。震災や戦火を免れた本堂は特に立派で江戸の雰囲気を現代に残しています。境内には多くの重要文化財が保管されている他、大隈重信ジョサイア・コンドル大山倍達などあらゆる分野の著名人の墓所があることでも知られています。また尾崎豊の葬儀が行われたお寺としても有名です。私が訪れた時はちょうど梅の花が綺麗に咲いているタイミングで、境内の雰囲気と相まって非常に日本らしい和を感じる光景を見ることができました。都会の喧騒の中にありながら落ち着いた空間が広がっており、外国人観光客の方も見かけました。みなさんいいお寺をよく知ってらっしゃいますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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講談社がありました。

フライデーや少年マガジン、ViVIなどあらゆるジャンルの人気雑誌を手がける講談社の本館はここ護国寺駅の近くにあります。かの有名なビートたけしとその軍団によるフライデー襲撃事件もここが現場です。この付近には講談社のほか実質的な子会社でもある光文社なども本館を構えており、合わせて音羽グループという出版社およびその関連企業が集中しているエリアとなっています。これに対して千代田区に本社を構える小学館集英社の関連企業群は一ッ橋グループと呼ばれており、日本の出版業界の双璧をなしています。音羽グループ音羽とはここの地名から来ているのですが、それについては次の一枚で詳しくご紹介しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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ということで音羽の表記を見つけました。

「おとわ」と読むこちらの地名。駅名などには採用されていない地名のため馴染みの薄い方もいるかもしれません。護国寺駅から江戸川橋駅までの江戸川橋通り沿いの細長い地域が音羽に属しています。元々は雑司ヶ谷村などの村の一部だったそうですが、徳川綱吉により先ほどご紹介した護国寺の領地とされました。その際に綱吉の母である桂昌院の信頼が厚かった奥女中の音羽という人物に町を与えたことから音羽町という名前になったとされています。音に羽ってどういう由来なんだろうと気になっていたのですが、人名から来ていたものだとは知りませんでした。音羽という女性もまさか自分の名前がその後数百年間も地名として残り続けるとは想像していなかったでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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鳩山会館に来ました。

第52〜54代内閣総理大臣を務めた鳩山一郎の私邸を記念館として一般公開している施設です。政治家一族として知られる鳩山家の記念館として、政治にまつわるあらゆる資料や記念品などが保管・展示されています。鳩やミミズクを模した装飾がいたるところに施された建築やステンドグラス、庭園は見事で趣があります。鳩山一郎が使った椅子などもそのままに残されており、彼の足跡が垣間見えるようです。この邸宅は私邸であったにも関わらずしばしば政治的な会合の場としても利用されました。吉田茂石橋湛山三木武吉などここを訪れた大物政治家は数に限りがありません。戦前から戦後にかけた激動の時代の政治に関する資料の数々はどれも歴史的な重みを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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顔がめちゃくちゃ怖い。

こんな嫌な顔した車見たことないよ。焦ってるのか怒ってるのかよくわからない表情ですね。「子供を交通戦争から守ろう」という標語が見えますが、交通戦争とは昭和30年代の交通事故死者の水準が極めて高かった時代を指す言葉です。看板の色褪せ具合といい相当前に設置されたものであることは間違いないですね。時代を感じる看板でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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カトリック東京カテドラル関口教会に来ました。

キリスト教カトリックの教会です。カテドラルとは大聖堂を指す言葉で、実際にここは司教座を含む立派な大聖堂を構えています。特徴的な外観は丹下健三の設計によるものです。内部の大聖堂はさらに圧巻でピラミッド状のコンクリート打ちっ放しの内壁は神秘的かつ荘厳な印象を見た者に与えています。陽の光や音の反響まで完全に計算され尽くされており、上品かつ自然的な光や教会らしい独特の残響音は他の建築物では体験できないものです。他にも聖母マリアがキリストの亡骸を抱くピエタ(ミケランジェロ作)のレプリカやフランシスコ・ザビエルの胸像なども収蔵されています。キリスト教徒でなくとも聖堂内に入ることもでき、結婚式を挙げることも可能だそうです。訪れる際は祈りの邪魔にならないよう静かに過ごすことを心がけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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そんな教会の向かいにあるのがこちら椿山荘です。

 日本を代表するホテルの一つである椿山荘はもともと山縣有朋の屋敷として作られました。ホテルの内装やサービスもさることながら、併設されている庭園が見事なことでも有名です。その名の通り椿をはじめとした多くの植物や史跡など都会の喧騒を忘れさせる自然溢れた景色が広がっています。特に国の重要文化財に登録されている三重塔(圓通閣)や茶室などの歴史ある建築物は今が2019年であることを忘れさせます。また5月にはほたるの夕べという野生のホタルを鑑賞するイベントも開かれています。椿山荘の庭園ではホタルの生息できる環境づくりを行なっており、都内では極めて珍しいホタル鑑賞のスポットとしても知られます。このイベントは宿泊者限定のものなので貴重な体験がしたい方はぜひ泊まってみるのも良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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なんだか不思議な空間に迷い込みました。

魚、ユニコーンアンモナイト...。独特の世界観を醸しているオブジェ群に遭遇しました。ここは茗荷谷駅近くにある窪町東公園の一角、カイザースラウテルン広場です。カイザースラウテルンとはドイツにある市で、文京区と姉妹都市連携を結んでいる街でもあります。この広場は友好の証としてカイザースラウテルン出身の彫刻家ゲルノト・ルンプフ氏とその妻バルバラ・ルンプフ氏によって作られた彫刻で彩られています。魚のオブジェはカイザースラウテルン市のシンボルでもあり幸運の象徴とされています。ユニコーンは偉大な力を、アンモナイトは日本文化の源やそのテクノロジーの発展を表しているそうです。そう思って見直してみるとこの前衛的なオブジェもいろんな見え方ができますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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少し気になる表記を見つけました。

これは先ほどの窪町東公園のすぐそばにある教育の森公園内にある光景です。ここはかつて筑波大学の前身、東京教育大学のキャンパスでした。しかし筑波に移転したことを受けて跡地を文京区が公園にしたものです。現在では社会人などを対象とした夜間開構制の大学院などが入っておりサブキャンパスとしての役目を果たしています。しかしよく見ると筑波大学の隣に放送大学の文字もあります。大学名が連名になっている珍しい光景ですが、これは放送大学筑波大学キャンパス内の一部を間借りしているため。オンラインなどの通信教育を主とする放送大学は全国各地に学習センターを構えており、都内にあるうちの一つはこの筑波大学東京キャンパスの校舎内にあります。この校舎を建てる際も費用を分担したそうでなかなか珍しい大学同士の共生の姿を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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最後はこちら、小石川植物園で締めます。

もともとは江戸幕府によって薬草を育てるために建てられたものでしたが、明治期に東京大学の付属施設となり様々な植物研究が行われる施設となりました。そのため現在でも正式名称は東京大学大学院理学系研究科付属植物園というのですが、長すぎるのでみんな小石川植物園と呼んでいます。東京ドーム4個分近い広大な敷地には4000種を超える植物が栽培されており、四季折々の表情を楽しむことができます。中にはニュートン万有引力を発見したとされるリンゴの木から接木された木や、ツバキ林にソメイヨシノメタセコイアなど植物に知識がなくとも楽しめる見所がたくさんあります。特にこれからの季節は多くの花の見頃となりますので、訪れて季節の変わり目を肌で感じるのも良いでしょう。こちらも都内にありながら自然を感じることのできる貴重な空間と言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで護国寺茗荷谷の街をお送りしました。

来週は都営三田線の果ての地に行く予定です。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

おわり