東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その68(新橋・内幸町編)

みなさんこんばんは一流です。今日はサラリーマンの街新橋をぶらりと歩いて気になったものを写真10枚にてご紹介していきます。お楽しみに。

 

 

 

 

働く人々の街、新橋が登場です。JR山手線、京浜東北線東海道線横須賀線東京メトロ銀座線、都営浅草線ゆりかもめが通るターミナル駅です。多くの企業と安い居酒屋が共存する新橋はご存知サラリーマンの聖地と呼ばれ、テレビのインタビューなどでも度々登場しています。日本の鉄道を語る上では非常に重要な意味を持つ駅ですが、それは写真紹介の時に後述しましょう。近くにある都営地下鉄の内幸町駅や汐留駅付近なども含めぶらっと歩きましたので気になったものを写真10枚でご覧に入れましょう。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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新橋の代名詞、SL広場です。

新橋の西口に広がる待ち合わせの定番スポットです。よく古本市などのイベントも行われていますね。新橋駅にSLが置かれている理由はズバリ新橋駅が日本最初の鉄道の起点の駅だからです。1872年に新橋〜横浜間の29kmをつなぐ日本で初めての鉄道が開業しました。当時は新橋→品川→川崎→鶴見→神奈川→横浜の6駅で、所要時間は53分ほどだったと言います。時間だけ見ると案外今とそれほど変わらないですね。SL広場にあるこのC11292と言う車両は戦後の1945年から姫路を100万km以上も走っていた当時を代表する蒸気機関車で、1972年に鉄道開業100周年を記念して新橋駅前に設置されました。意外にも新橋にゆかりのある車両ではないのですが、全ての鉄道の誕生の地であるここに安置されることでこの車両も喜んでいることと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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 旧新橋停車場にきました。

 先ほど新橋駅は鉄道開業の起点と述べたばかりですが、実はその新橋駅の場所は現在の新橋駅とは異なります。かつての新橋駅があったのが汐留シティセンターのすぐそばのこの場所でした。現在は旧新橋停車場として当時の資料を展示する小さな資料博物館となっています。当時の駅舎を忠実に再現した建物には当時のホームなども復元されています。この旧新橋駅は鉄道の起点として開業しましたが、その後東京駅が出来たことでターミナル駅としての機能がそちらに移行し、この駅は汐留駅と改称され貨物を中心に扱う駅となりました。乗客を運ぶ役割は現在の新橋駅の位置にあった烏森駅に集約され、そのタイミングで新橋駅に改称されました...。ちょっと書いてて意味わかんなくなってきたのでまとめます。

・旧新橋駅(鉄道の起点として開業)→汐留駅に改称(貨物駅)→1986年に廃止され現在は旧新橋停車場となる。

・旧烏森駅(1909年に開業)→新橋駅に改称され現在に至る。

玉突きで名前が変わってるんですね。ちなみに現在のゆりかもめ都営大江戸線が通る汐留駅は同名なだけの別の駅です。ややこしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

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烏森神社に来ました。

先ほどのややこしすぎる説明の中にあった通り、現在の新橋駅はかつて烏森駅という名前でした。現在の新橋駅にも烏森口というSL広場に最寄りの出口がありますね。烏森という地名はかつてここが江戸湾の砂浜だったことに由来します。砂浜に松の森が生えていたことから元は枯州の森、空州の森(からすのもり)と呼ばれていたようですが、そこにカラスが巣を作り始めたことから烏森と呼ばれるようになったそう。創建は940年まで遡るという由緒正しき神社で、江戸時代の明暦の大火の際も周囲が燃え盛る中この場所だけ無事だったと言います。ここのおみくじは心願色みくじと言って恋愛・金運・厄除け・健康の4色に分かれていることが特徴です。自分だったらどれを引くか迷っちゃいますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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ニュー新橋ビルです。

新橋の象徴的なビルの一つですね。1〜4Fの店舗が入る格子状の外壁の低層階の上に高層階のビルが乗っかっているような個性的な外観が特徴です。新橋駅前は第二次大戦の空襲で焼け野原となり、闇市が広がっていました。それらを集約し1971年に作られたのがこのビルで、現在でも1〜4Fにはマッサージ店や金券ショップなどが広がりかなり独特の雰囲気を残しています。例えるならアジア旅行に来て店を探してたら迷い込んでしまった怪しい雑居ビルって感じですかね。おやじビルの愛称があるくらい昔からサラリーマンの溜まり場でしたが、耐震補強に脆弱性があることが発表されており将来的に建て替えの計画があります。まだ具体的な話は決まっていませんが、興味のある方は早めに訪れておくのが良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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桜田公園に来ました。

新橋エリアに広がる貴重な公園です。ここの特徴は広場にトラックがあること。公園というよりは校庭と言った感じですが、それもそのはず。ここは閉校した桜田小学校の校舎と校庭をそのまま転用した公園なんです。校舎は現在港区生涯教育センターとして使われています。桜田小学校は1877年に開校した歴史ある学校でしたが、児童数の減少による統廃合で1991年に廃校となりました。子供が居なくて学校の統廃合が起きるって人口減少が進む地方ではよく聞く話ですが、東京のど真ん中でも同様のことが起きているのは興味深いですね。確かに新橋は働く場所ではあっても住む場所として捉えづらいかも。都心すぎるが故のジレンマと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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ああ...ついにこの時が来てしまった...。

東京、いや日本で一番狂気に満ちていると噂の居酒屋「かがや」を見つけてしまいました。正直言うとまだこの店で飲んだことがないので詳しい話は書けないのですが、まあ調べればいくらでもクレイジーな逸話が出てくると思うので店内レポートは既に訪れている方にお任せします。いつか訪れたら感想だけで一記事書きたいと思います。一回行こうとしたらお休みで内心ホッとしてしまった自分がいました。次こそちゃんと行きます。ほんとです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. 

 

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でっけえ狸がいました。

新橋駅前ビルの入り口に鎮座するでっかい狸です。「開運狸」と書かれていたので気になって調べてみました。彼の名は狸広(たぬこう)と言いこの場所の歴史を語る上で重要な存在でした。江戸時代、現在の新橋駅前のこのエリアは狸や狐が度々出現するけもの道で人が寄り付くところではなかったと言います。明治時代にこの場所に鉄道を引くことになり開拓を進めていたところ、作業員が狸の巣を見つけました。中には子狸が三匹もおり、作業員は餌を与えて可愛がりました。工事の関係で巣はどうしても壊さなければなりませんでしたが、代わりに3つの小屋を作ってあげたそうです。その後その小屋を中心に人が集まるようになり、徐々に飲食店が形成されここは狸小路と呼ばれるようになりました。新橋駅前ビルができたときに狸小路は取り壊されてしまいましたが、その思い出としてこの像が建てられたそうです。新橋の賑わいは狸が一因だったとはなんとも可愛らしい昔話ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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内幸町に来ました。

新橋の少し西側にあり、ビジネス街のど真ん中である三田線の駅です。あらゆる有名企業の本社などが立ち並ぶオフィスビル群が立ち並びますが2017年の統計ではこの住所には5人の人が住んでいるらしいです。どんな人なのかめっちゃ気になりますね。私は昔からこの街の名前が気になっていました。うちさいわいちょうってやたら長いし、内幸の「内」ってなんの内なんだよと思っていたのでやっと調べられました。ここは江戸時代は丸の内幸町という今よりももっと長い名前だったそうです。江戸城の外堀にあった幸橋御門の内側にあったから丸の内幸町という名が付き、いつしか内幸町になったのだとか。丸の内の内だったんですね。江戸城近くを歩くとこうした名残をたくさん発見できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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航空会館が気になりました。

もっと言うとその下の航空図書館という文字が気になりました。ここは一般財団法人日本航空協会が運営する航空会館というビルです。主に貸し会議室などとして使われていますが、その中に入っているのが航空図書館という空に関する書物を専門とした図書館です。1万冊を超える航空用語や航空工学を取り扱う航空資料やホビーの航空雑誌などを取り扱っています。こんなところに専門の図書館があるとは全く知りませんでした。平日の10〜17時しか開いていないので航空関係のお仕事をされている方向けの図書館なんでしょうね。この文章で何回航空って単語が出てきたかお暇な方はぜひ数えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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最後はアドミュージアムに来ました。

カレッタ汐留内にある無料の博物館です。広告専門の博物館となっており、日本における広告の歴史や役割をあらゆる角度から見つめ直すことができます。資料や体験型の広告などを見ると、普段いかに無意識に広告に心を動かされているかがよくわかります。併設するライブラリーでは先ほどの航空図書館よろしく広告専門の蔵書を揃えており閲覧することができます。新橋に広告の博物館がある理由は言わずもがな天下の電通が本社を置く場所だからですね。このアドミュージアムを運営するのは吉田秀雄記念事業財団ですが、吉田秀雄とは電通の4代社長でかの有名な電通鬼十則を作り上げた広告の鬼と言われた人物です。働く人で溢れる新橋の中でもやはり電通は大きな影響力を持っていることがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでサラリーマンの街新橋を歩きました。

来週は駅によって読み方が変わるあの謎の地名の場所を攻めます。

またそれとは別でちょっと新しい試みに挑戦してみようかと考えていますのでお楽しみに。

 

 

 

 

 

おわり