東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その83(立川編)

こんばんは一流です。今日はこれまでで最も都心から離れた街を歩いてきました。久々の市は立川を選びましたよ。

 

 

 

 

国分寺のちょっと奥、八王子のちょっと手前の立川にやってきました。青梅線、中央線、南武線など多くのJRが通る立川駅立川市の中心であり、23区外にある全ての駅の中で最も利用者数が多い駅としても知られます。まさに市のエースですね。新宿から最速25分程度のアクセスと駅前の広大な土地から近年再注目されており、大型商業施設などがどんどん建てられて街全体が活性化しています。歩いてみて改めて感じたのは、立川は東京のいろんな街の一面を少しずつ集めた欲張りセットのような街だなということです。歩いていて楽しかったのでそういった面もお伝えできればと思いますので気になった写真10枚をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは駅を降りたら目に入ってくるモノレールが気になりました。

立川駅前には多摩都市モノレール線が通っています。これは東大和市上北台駅から多摩市の多摩センター駅までの16kmを19駅で結んでいる路線です。先週の流通センターに続きまさかのモノレール被りとなってしまいました。立川駅を降りるとすぐモノレールの駅が見えますが立川駅そのものには接続していません。代わりに立川駅の北に立川北駅、南に立川南駅という駅があります。そのまんま。どちらからでも立川駅へは歩いてすぐなのでモノレールで来るときはお好きな方で降りましょう。一つの駅の北口と南口にそれぞれ別の駅があるってなかなか珍しいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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グランデュオに来ました。

立川駅にある商業施設です。JRが阪急百貨店と提携して開発したもので、同じくJRの商業施設であるルミネよりも百貨店寄りの購買層をターゲットとしています。実際立川駅にはルミネもあるのでJRの商業施設が二つ被っているという状態になっているのですが、ターゲットを分けることで役割を分担させています。グランデュオは1999年に立川にオープンしましたが、その後蒲田駅にもグランデュオ蒲田がオープンしており現在はこの2駅にしかない施設となっています。蒲田は私の地元なのでグランデュオ繋がりで立川駅には勝手に親近感を持っております。立川まで来て地元を思い出すことができるとは思いませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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立川市のキャラクター、くるりんがいました。

2012年に行われた立川市キャラクター公募で最多投票を集め見事立川市公認のキャラクターとなったくるりんです。冬に生まれたうさぎの子で、この写真からではわかりませんが尻尾がコブシの花のような形をしており、自分でそれを見ようと右へ左へぐるぐるしていたらほっぺにクルクルができてしまったのだそう。ご当地キャラって意外とクセのあるやつらが多い中で正統派の可愛らしいキャラクターですね。ほっぺのクルクルは立体物のときは再現するのが少し大変そうですが...。立川に元気を与えるためいろんなイベントにも度々登場しているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. 

 

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立川シネマシティがありました。

1951年にオープンした老舗の映画館ですが、近年では音に関するこだわりで一躍有名となっています。音楽家の監修のもとに作られたオリジナルの音響システムを採用しており、極上音響上映や極上爆音上映と称した上映を度々行なっています。ここで映画を見るためだけに立川を訪れる人も数多くいるほどです。最新映画だけでなく音との相性がいい映画は期間を延長したり再演しており、私が訪れた時もまだボヘミアン・ラプソディーを上映していたりシン・ゴジラの上映予告のポスターが貼ってありしました。何年も前に一度ここで映画を見たことがあるのですが、そのときは爆音のことを知らずに普通に見てしまって勿体無い事をしたなと感じています。次気になる映画が出てきたらここで見てみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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突然民族の方が現れました。

植え込みから突然大勢の人が出てきてビックリしました。これはナイジェリアのアーティスト、サンデー・ジャック・アクパン氏によるアート作品で、ナイジェリアのイビビオ族をかたどったものです。イビビオ族は死後、遺族が死者に似た人形を作りそれに極彩色の衣装を着せるという慣習があるそうでそれを再現した作品であるとのこと。そもそもなんでこんなところにイビビオ族のオブジェがあるんだっていう話ですが、立川駅近くのこのエリアはファーレ立川という区画になっており、アートを通じた街づくりをコンセプトとしています。この作品を合わせて109点ものアート作品が街中に点在しており、パブリックアートの代表的な例としても有名な場所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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ウインズ通りという表記を見つけました。

ウインズとは全国各地にある場外馬券販売所です。競馬場に行かなくとも馬券の購入と払い戻しができる施設で、例に漏れず立川にもあります。ですがウインズを通りの名前にしてるのはかなり珍しいですね。全国各地に何十となるウインズですが、ウインズ通りと検索しても出てくるのはここだけです。少し駅から離れたこのエリアはウインズやパチンコ店などが立ち並び、商業施設で溢れる駅前のエリアとは雰囲気が少し異なっていることがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

 

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鬼がいました。

大迫力の鬼ですね。錦第二公園というこの公園は通称オニ公園として市民に親しまれています。どちらかというと敵サイドの鬼をモチーフとする遊具があるのはかなり珍しいですが、これはこの場所が立川の表鬼門にあたるため。風水などで不吉な方角とされる北東の表鬼門に鬼を置くことで鬼門を守る意味合いが込められているのだそうです。この場所は立川を舞台にした漫画、聖☆おにいさんでもブッダとイエスが訪れた場所として登場しています。小さい子供がこんな遊具を見たら結構衝撃が大きそうな気がしますが、立川の子は慣れているのか何も気にせずに遊んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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コーンに何か貼ってありました。

「My 顔面 is bad」と「My 酒ぐせ is bad」と書いてあります。コーンではなくテープに落書きする珍しいパターンですね。My hair is badのパロディである理由もよくわからないですが...。これはこれで立川らしさなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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国営昭和記念公園にやってきました。

都内でも屈指の広さを誇る公園で、その大きさはなんと東京ドーム40個分近くにもなります。元は米軍が使用していた飛行場でしたが、そのうちの一部を国が整備したものです。その名の通り昭和天皇の生涯に関わる資料を展示する昭和天皇記念館なども併設されています。歩き抜けるだけで1時間半くらいかかるほど広い敷地にはあらゆる見所があり、特に花の名所として有名で桜やチューリップにポピー、ヒマワリにコスモスと年中を通して一面に咲き誇る花を楽しむことができます。立川市民の憩いの場として老若男女を問わず多くの人で今日も賑わっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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最後は立川のこれからです。

昭和記念公園の向かいでは大規模な工事が行われていました。ここは立飛みどり地区プロジェクトと称されたホール、ホテル、オフィスに商業施設などが集合した街区が作られてる最中です。すでに立川には先ほどご紹介したグランデュオにルミネ、駅前のアレアレア伊勢丹高島屋ららぽーとIKEAと、とんでもない商業施設の充実具合を誇ります。新宿からのアクセスの良さと23区にはない広大な敷地が近年再評価され、立川は現在かつてないスピードで再開発が進んでいます。23区内もものすごいスピードで再開発されていますが、どうしても敷地という面では限界があります。全く新しい施設を1から開発するという意味では区内よりも市の方がこれから注目すべき場所になっていくのかもしれません。東京は目が離せない場所がいっぱいで大変です。

 

 

 

 

 

 

 

ということで立川編をお送りしました。来週はなんで今まで紹介してこなかったんだってくらいメジャーな街に行きます。お楽しみに。

 

 

 

 

おわり