東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その40(池袋編)

こんばんは一流です。この企画もついに40回を数えました。節目にご紹介するのは三大副都心の一角、池袋です。気になるものだらけのこの街を改めて散策しました。みてね。

 

 

 

 

 

 

 

23区のなかで唯一訪れていなかった豊島区からついに登場するのは池袋の街です。

40回という節目ということもあり、3大副都心の一角を歩いてきました。埼玉県民の庭だの西に東武・東に西武があってわかりづらいだのサンシャインシティ巣鴨拘置所の跡地に作られただの色々言われることが多い池袋ですが、日本有数の繁華街であることは疑う余地もありません。池袋駅の乗客数は新宿に次ぐ世界2位、JRが3本と私鉄が2本、メトロが3本乗り入れる屈指のターミナルであり、周辺の商業施設の数も半端ではありません。ですが、個人的には渋谷や新宿に比べて突っ込みどころが多い街のような印象があります。見慣れた景色の中で見つけた気になるものを写真10枚でまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは池袋の象徴、いけふくろうからご紹介します。

池袋駅の東口にある待ち合わせの定番スポットですね。渋谷のハチ公に比べ周囲の空間が少し狭くいつも人で溢れかえっているいけふくろうですが、誕生したのは意外にも最近のこと。昭和62年、当時の国鉄が民営化されJRとなった記念に待ち合わせスポットとして駅員が考え設置されたものであるということです。平成18年には隣に三匹の子フクロウも設置され賑やかさも増しています。と、実はこれらの経緯はいけふくろうの像やその周辺に細かく書かれています。待ち合わせの時はついこの像に背を向けがちですが、待ってる人が来ない場合はゆっくりいけふくろうを観察してみると色々と気づくことがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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ニコニコ本社にやって来ました。

ニコニコ動画の様々な動画で毎回のように破壊、爆破されているこちらの施設。かつて原宿にあったものが2014年にこの池袋PARCOへ移転して来ました。私も詳しく知らなかったのですが、このニコニコ本社とは「ニコニコ本社」と言う名前の複合施設であり、実際にニコニコ動画の会社が入っているわけではありません。PARCOの地下1Fと地下2Fにスタジオ、カフェ、イベントスペースなどを構え収録や生配信などを行なっています。ちなみにニコニコ動画を運営しているドワンゴの本社は銀座の歌舞伎座タワーにあります。全然違うね。

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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ペンギンのいるBARにやって来ました。

数年前から密かに話題となっているこのお店。名前の通り本当にペンギンがいるバーです。普通のバーの一角にまるで水族館のようなスペースがありペンギンたちがよちよちと歩き回っています。猫カフェやふくろうカフェなど最近では動物と触れ合えるお店も増えてきていますが、ペンギンがいる店は都内でもここだけ。都心のオアシス的なスポットといえそうです。

 

 

 

 

 

 

4.

 

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ビックカメラのパソコン館にやってきました。

当時としては最先端の機器であった携帯電話(PHS)をあしらったデザインが特徴のビルです。掴む手まで作られていたり、画面とアンテナ部分はビルから飛び出す立体的な仕組みなっていたり、ボタンの部分がちゃんとフロア案内になっていたりと細かい仕掛けが施されている面白いビルですが、今となっては非常に時代を感じさせる見た目ですね。今の子供とかはこれを見ても何なのかピンと来ないかもしれませんね。いずれはスマートフォンバージョンになったりするんでしょうか。そうなったとしても10年後くらいには私と同じようなことを書いてる人が出てくる気がします。時代の流れの何と早いこと...。

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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池袋の北側にそびえる巨大な塔です。

こちらは豊島清掃工場と言ういわゆるゴミ処理場の排煙の煙突です。ゴミ処理場に付随する煙突自体はそれほど珍しいものではありませんが、池袋のこれは何といってもそのデカさが目を引きます。高さ210mと都内の煙突としては最も高く、池袋の象徴であるサンシャイン60(240m)と遜色ないといっても過言ではありません。特にこの煙突の周辺には高い建物がないため際立って巨大に見えますね。ちなみにこの工場のゴミ処理の様子は無料で見学することができ、都心の工場見学としてはもってこいの場所として人気があるようです。


 

 

 

 

 

 

 

 

6. 

 

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南池袋公園に来ました。

2016年に区画整理事業により誕生した新しい公園です。中には芝生が張ってあり寝転んでくつろぐことが出来ます。またおしゃれなカフェが併設されていたり、遊具や卓球台なども揃っており、友人・家族・恋人、誰と来ても楽しめる公園となっています。個人的にはこの公園の雰囲気がすごい好きですね。ザ・新しい公園って感じでスタイリッシュながらも子供も楽しめる全年齢向けの公園であると思います。都市と上手く共存していく公園や空間づくりの基準として他のところにもこういう場所が増えて欲しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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そんな南池袋公園のそばに何とも奇抜なビルがありました。

ルボワ平喜南池袋というこちらのビル。1Fはお店が入っていますが上階は賃貸マンションのようです。特徴的な外壁に丸い窓...この奇妙ながらも洗練されたデザイン性と似たようなビルを一度当ブログでもご紹介したことがありますね。↓

東京写真10選その24(高田馬場・早稲田編) - 東京日記

このビルもドラード早稲田と同じく日本のガウディの異名をとる梵寿綱氏が設計したものです。実は池袋周辺にはあと2つ梵氏の設計したビルがあるらしいのでまたいつか歩いた時に探してみたいと思います。一度見たら絶対に気づきそうですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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奇妙なビルを続けます。

ペガサスに乗る少年の像に加え上部に10円玉を配置しているコンセプトがよくわからない建物を発見しました。通称10円ビルと呼ばれているそうです。10円玉はよく見ると平成3年との表記があり、これはこのビルが建てられた年であるそうです。平成3年といえば1991年...バブル時代の遺産ともいえる建物なのかもしれません。池袋西口のこの周辺は駅前とは違い少し怪しい雰囲気が広がっており様々な発見があります。ちなみにこの近くには上部に1円玉を配置している1円ビルという建物もあるのだとか。不思議なエリアですね。

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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ロサ会館に来ました。

味わいのあるピンク色のこちらの建物は老舗のレジャービルです。1968年に開業し当初はシネマ・ロサと言う現在でも使われている映画館を原型としていました。また日本でもほぼ例のなかったゲームセンターを初めて開いた場所でもあります。その後は壁に書かれているようにボウリング・ビリヤード・レストラン・テニススクール・ディスコなど様々な複合レジャーを取り扱うようになりました。ディスコって時代を感じていいですね。現在は地下2Fはライブハウス、地下1Fはキャバクラまで追加されまさに池袋らしい様々な娯楽が混ざり合った空間となっています。池袋の良さも悪さもギュッと詰まってる建物です。

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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最後はウイ・ロードに来ました。

池袋の東西を繋ぐ連絡通路であるウイ・ロード。ウイ・ロードというのは愛称で正式名称は雑司が谷隧道というゴツい名前です。主語の直後に名詞が来るという英語が苦手な中学生みたいな名前をしていますが、実はWEとはWestとEastの頭文字も兼ねているそうです。池袋という街の特徴の一つに駅が東西を完全に分断してしまっていることが挙げられます。東西を繋ぐ通路は3箇所しかなく、人の往来が非常に激しいことで知られています。そのため豊島区は現在東西を繋ぐ連絡デッキを駅の上空に作る計画を建てているそうです。なかなか想像がつきませんが実現すれば利便性は大きく向上しそうです。まだ見ぬ池袋の新たな街並みに思いを馳せながら今回の散歩はここら辺で終了しましょう。

 

 

 

 

 

 

ということで豊島区から池袋をお届けしました。23区これでようやく制覇しましたね〜やった〜。

 

 

次は夏真っ盛りにぴったりなあの街を歩きます。

 

 

 

 

 

おわり