東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その30(赤坂・赤坂見附編)

こんばんは一流です。今日は赤坂と赤坂見附をぶらっと散策し見つけた気になるものを写真10枚でご紹介していきます。

 

 

 

 

記念すべき30回目は赤坂・赤坂見附エリアにお邪魔しました。赤坂といえば赤坂サカスやTBSが有名ですが、国会議事堂や首相官邸からもほど近いことから政治の街としての一面も持っています。赤坂の料亭では夜な夜な大物政治家が集まって怪しい話をしているとかいないとか。路線でいえば赤坂駅が千代田線、赤坂見附駅が銀座線と丸ノ内線が乗り入れています。特に赤坂見附駅永田町駅とくっついており事実上一つの駅としての扱いになっているため乗り換えがかなりややこしい駅としても知られています。様々な一面を持つこのエリアで見つけた気になるものを写真10枚でまとめましたのでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずはこちらの坂からご紹介です。

なんて事のない坂ですが、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、これはTBSオールスター感謝祭の名物企画「赤坂5丁目ミニマラソン」にて難所として多くのランナーを苦しめてきたあの心臓破りの坂だからです。TBS放送センターのすぐ横を通っており、坂自体は敷地内なので歩けませんが横の歩道は誰でも歩くことができます。いざ生で見てみるとやはりかなりの傾斜があり心臓破りの名も伊達ではないことを思い知らされます。TBS放送センターは1Fまでは誰でも入ることができ、カフェなどが入っています。この辺りをウロウロしていれば芸能人と出会えたりするかもしれません。

 

 

 

 

 

2.

 

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日枝神社に来ました。

赤坂といえば外せない場所の一つです。高層ビルに囲まれた都心のど真ん中に突然出現するデカイ鳥居は赤坂を訪れた事のある人であれば一度は目にしたことがあるはずです。場所柄から政治関係者の参拝者も多いのだとか。高台にあるためかなりの階段を登る必要がありますが、なんとエスカレーターも完備され本殿へはどなたでも気軽に行くことができます。創建年は不明とされていますが、少なくとも1478年には歴史にその名が登場しているようです。江戸城の鎮守としての歴史もあり様々なご利益があるとされています。どれだけの都心にも必ずお寺や神社があるところを見ると、江戸から続く歴史を感じずにはいられませんね。

 

 

 

 

 

3.

 

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都立日比谷高校に来ました。

都立高出身の端くれの私としましては、この高校に憧れを感じずにはいられません。偏差値は76、都立ひいては公立高校として東大合格者数は全国No.1を誇る進学校の中の進学校です。所在地も日本政治のど真ん中とあっては欠点が何ひとつ見つかりません。強いて言うとすれば日比谷高校なのに場所は日比谷じゃないのかよって事くらいですが、この日比谷とは今の銀座付近の日比谷のことではなく、かつてのこのエリアの町名であるとのことらしいです。完封されてしまいました。今年で前身校から含め開校140周年とのことでこれからも東京の未来を担う若者たちをどんどん輩出していってほしいですね。

 

 

 

 

 

4.

 

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分かりやすすぎる建物を見つけました。

こちらはホテルシャンティという見ての通りのラブホテルです。郊外の高速道路から見えるような場所ならいざ知らず、政治の街のど真ん中でここまでのストレートなデザインとは恐れ入りました。赤坂という場所を考えると絶対誰にもバレてはいけないような利用者が多いと思うんですが、ここまであからさまな建物の需要はあるんでしょうか。どんな人が利用しているか気になるホテルでした。

 

 

 

 

 

5.

 

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ホテルといえばこんなものも見つけました。

こちらはザ・ビーというおしゃれなビジネスホテルです。六本木や池袋などの都内から北は札幌から南は福岡まで全国幅広く展開しているモダンなホテルです。特におかしな点はないホテルなのですが、この赤坂見附店と赤坂店に限っては気になることがどうしてもあります。写真のようにこのホテルは「the b」と言う名前の後に店舗名を載せるので赤坂店と赤坂見附店はどうしても毎回「バカ坂」と読んでしまいます。バカ坂バカ坂見附の街に来た際はぜひこの表示を探してみてください。

 

 

 

 

 

 

6.

 

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赤坂見附跡に来ました。

赤坂見附の見附ってそもそもなんなんだろうと思っていたらちょうどそのルーツがわかるものを見附...見つけました。見附とは見張り番を置いていた場所のことを指すもので、江戸時代の江戸城門には江戸城三十六見附と呼ばれる主要な見附が各地に存在していました。現在は見附としての名前を残しているのは赤坂見附くらいですが、虎ノ門桜田門半蔵門なども三十六見附の一つに数えられた城門です。写真に写っている石垣はかつての赤坂見附の石垣の一部であるらしく、かつての歴史と名前がまだこの地に息づいていることを感じさせます。

 

 

 

 

 

7.

 

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鮮やかなオブジェを見つけました。

巨大な色とりどりの花が咲き乱れるオブジェが目を引くこちらは東京ガーデンテラス紀尾井町のシンボルです。2016年にオープンした東京ガーデンテラス紀尾井町は商業施設やホテル、住居などで構成される大型複合施設です。高級店やオフィスが立ち並ぶ一方で、江戸城の外堀(先述の赤坂見附跡)や皇族官邸などの史跡なども残されており、新旧の文化が共存するエリアとなっています。永田町駅から直結するまさに都心のど真ん中のこの街にも再開発の波が進んでおり、東京はまだまだ進化を続けていることを実感させられました。

 

 

 

 

 

8.

 

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エスプラナード・エトワールに来ました。

デジモン02あたりの技名に出て来そうな名前ですね。ここは赤坂見附の地下にある地下道です。星の通り道という意味らしく、名の通り地下道の天井に星座が描かれており、ブラックライトで照らされた星座が光る仕掛けが施されています。赤坂見附の前には交通量の多い246号線が通っており地下道は重宝されているようです。

 

 

 

 

 

9.

 

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弁慶橋ボート場に来ました。

都心で釣りができるスポットといえば市ヶ谷とここくらいなものでしょう。釣り堀での釣りはもちろんの事、ボートに乗っての釣りも楽しめる事もここの特徴です。ボートは一人乗りですがかなり行ける範囲は広いので自分好みのスポットに移動して釣りに集中することができます。釣り堀とは違って範囲が広いために釣れる確率はやや低いようですが、その分釣れた時の喜びもひとしおではないでしょうか。「ちょっと赤坂に釣りしに行くわ」って言うと東京の上級者っぽく聞こえるのでガンガン使っていきましょう。

 

 

 

 

10.

 

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最後は地味な発見で締めます。

赤坂の通りにある街灯に人力車がくっついていることに気がつきました。一個だけではなく全ての街灯についています。なんともささやかなオブジェですが、これはかつて赤坂のこの通りに人力車が通っていたことを示すものだそうです。今は浅草なんかでしか見かけない人力車ですがかつてはいたるとこで見ることができたそうです。よーく目を凝らして見てみると歴史を伝える痕跡はいろんなところに隠されているんですね。

 

 

 

 

 

 

 

ということで日本政治の中心赤坂・赤坂見附をお届けしました。

次回は30回記念ということで総集編とお知らせの回にしようと思います。

 

 

 

 

おわり