東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その24(高田馬場・早稲田編)

こんばんは一流です。今日は早稲田大学の天下である高田馬場早稲田駅周辺をご紹介していきます。見てね。

 

 

 

 

 

この企画を始めてからちょうど1年が経ったみたいです。その1から見てくださっている方本当にありがとうございます。まだの方、バックナンバーもぜひお時間あるときに覗いてみてください。これからもよろしくお願いします。

 

 

 

さて今回ご紹介する高田馬場と早稲田といえば都内有数の学生街です。慶應義塾大学と共に日本最古の私立大学として大隈重信によって創設された早稲田大学がこの街の顔といってよいでしょう。高田馬場から早稲田に通ずる早稲田通りにはラーメン屋や飲み屋などが多く立ち並び学生街としていつも賑いを見せています。また高田馬場駅自体も山手線、東西線西武新宿線などが乗り入れており利用者の多さは日本で12番目とそこそこの規模があります。ゴチャゴチャ感のある高田馬場と早稲田の街並みを写真10枚でまとめましたのでお届けいたします。

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは高田馬場駅前にある手塚治虫のキャラクターたちの壁画からご紹介です。

 手塚プロダクションの本社が高田馬場にあることと、鉄腕アトムが作られた地であるという縁から地域の手によってこの壁画が作られました。テーマは高田馬場や早稲田地域の「歴史と文化〜過去から現在、そして未来へ」というもの。よく見るとこの地域の風景や歴史、活躍した偉人なども描かれており、手塚プロ高田馬場地域の文化が見事に融合した作品となっています。高田馬場駅は駅の発車メロディも鉄腕アトムのテーマとなっており手塚治虫の街として彼の遺したものを受け継いでいます。

 

 

 

 

 

2.

 

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BIG BOXにきました。

高田馬場のシンボルとも言える商業複合施設のBIG BOX。中は西武グループの商業施設であるEmioやゲームセンター、ボウリング場、ネットカフェなどまさに学生街にぴったりのラインナップで高田馬場を賑わせています。窓のない重厚な見た目が特徴的ですが、設計者はなんと黒川紀章氏。高田馬場で一段と存在感のある建物であることも頷けますね。ちなみにこの『BIG BOX』という名前ですが、あまり外国人女性の前では大声で言わないことをオススメします...。理由は自分で調べてみてください...。

 

 

 

 

 

3.

 

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伝説のゲームセンター、ミカドに来ました。

2009年から高田馬場でオープンしたこちらのゲームセンター。1980〜90年代のゲームの多くが今なお現役で稼働しています。このゲームセンターの特徴はその古い名作ゲームが充実していることと、圧倒的なイベントの多さです。毎日のように大会が行われており、休日は1000人以上もの腕自慢のゲーマーたちが集いしのぎを削ります。先日はNHKのドキュメンタリーに取り上げられるなど知名度がぐんぐん上昇しています。いつからか国内外問わず『ゲーマーの聖地』、『伝説のゲームセンター』との呼ばれるようになり、店内は国籍性別年齢を問わず様々な人が熱いバトルを繰り広げているようです。

 

 

 

 

4.

 

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高田馬場の象徴、学生ローンカレッヂのビルです。

夜の高田馬場を照らすネオンの中でも一際大きい存在感を放っているビルです。「学生ローン」で検索すると最初に「高田馬場」が出てくるほどの聖地でもあるこの地域。このカレッヂは1977年の創業以来高田馬場をエグい黄色と赤色の光で照らし続けてきました。立地の割には利用者の早大生率は低いらしく、様々な大学からワケありの学生が集っているようです。どんな理由があれ使うことはあまりオススメしませんが、それなりの需要があるのもまた事実のようです。

 

 

 

 

5.

 

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ヨーロッパ風のビルにきました。

高田馬場駅前の喧騒を少し抜けた場所に突如として現れる聖堂のような建物。実はここはヨーロッパ聖堂風のセレス高田馬場という結婚式場なんです。上の4つでご紹介した高田馬場のゴチャゴチャした雰囲気とは打って変わって荘厳かつ華やかな空間が広がっています。駅近でアクセスも良いことから非常に人気も高いようです。学生街だけじゃない高田馬場の魅力をようやく見つけました。

 

 

 

 

6.

 

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早稲田松竹に来ました。

1951年に開業した老舗の映画館です。現在では公開してから少し時間の経った作品や過去の名作などを二本立てで上映するいわゆる名画座として営業を続けています。こういった古く小さい映画館は現在どんどんと廃業となって少なくなっている現状がありますが、早稲田松竹も過去そのような危機に瀕していました。2002年に一度休館となってしまったのですが、早稲田大学の学生により復活プロジェクトが発足し、支援の輪が広がったことで廃館を免れる事ができました。時折映画監督が挨拶に訪れるほか映画好きの著名人も度々訪れており、皆から愛される昔ながらの映画館として営業を続けています。

 

 

 

 

7.

 

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高田馬場の児童館に来ました。

普通の児童館なんですが気になるのは写真左側にある遊具です。中を通れるようになっている筒型の遊具ですが普通そこに置く?児童館の帰りの道で最後にちょっとした楽しみを子供達に与えているのでしょうか。それとも行くときにここを通って楽しい気分で入って来てほしいという事なんでしょうか。ずっと見てたら通りたくなってしまいましたが自重しました。

 

 

 

 

8.

 

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銭湯にやってきました。

金泉湯という老舗の銭湯です。THE 銭湯って感じの見た目がいいですね。中には庭があり、池に鯉が泳いでいるという古き良き日本感が満載のお店です。新宿区にもこういう昔ながらのお店が残っているんですね。調べてみると東西線エリアには銭湯が密集しており、高田馬場から飯田橋までの沿線には6〜7個ほどもあるそうです。この辺りでは一本大通りから裏に入るとこういった歴史を感じる建物とたくさん出会う事ができます。

 

 

 

 

9.

 

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なんともアバンギャルドな建物を見つけました。

こちらは日本のガウディの異名を取る梵寿綱氏が設計したドラード早稲田という建物。奇抜なデザインが目を引きますが、なんとこれ賃貸マンションなんです。内装もまさに異空間との表現がぴったりの様相を呈しており、細部まで装飾に凝った作りをしています。1Fはギャラリーや男髪サロンなどが入っており、一般の方でもビル内部には入る事ができます。賃貸マンションの部屋の中は意外と普通の見た目をしているようですが、早稲田大学が目の前ということもあり人気物件としてほとんど空きが出ないことでも知られています。芸術家気質の方はぜひ空き状況をチェックしていてください。

 

 

 

 

10.

 

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結局最後はここに来てしまいました。

早稲田大学の象徴、大隈講堂です。誰でもどこの大学か瞬時に判別できるランドマークといえばここと東京大学安田講堂くらいではないでしょうか。早稲田大学の創設者である大隈重信が逝去した後、記念の講堂として1927年に竣工しました。現在では国の重要文化財に指定されています。大学やサークル主催の講演会などに主に使われていますが、稀に各国首脳のようなビッグネームの講演会などでも使われる事があります。早稲田大学の敷地内にある大隈重信像はこの大隈講堂に向かって建てられており、自らの名を冠した記念講堂と学生たちを今もなお見守っています。ちなみに早稲田大学は学びたい人を拒まないという姿勢から門柱や塀がなく誰でも敷地内に入る事ができます。とか言っときながら倍率はめちゃ高いので騙されないようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

という事で高田馬場と早稲田地域をご紹介いたしました。

来週は25回記念という事でついにあの街をご紹介します!お楽しみに...。

 

 

 

おわり