東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その19(有明・国際展示場編)

こんばんは。東京写真10選の時間がやって参りました。

今宵は臨海エリアの有明と国際展示場周辺をご紹介していきます。

 

 

 

 

有明駅国際展示場駅といえば言わずと知れた東京ビッグサイトの最寄駅です。この辺りはりんかい線ゆりかもめが通る臨海エリア。都心とは一味違った施設や建造物が多く立ち並びます。何らかのイベントで訪れたことのある人も多いでしょうが、改めてこの辺りを見てみると面白い建物がたくさんあります。本日はそうした建築物をメインで気になった写真を10枚撮ってきましたのでぜひ見ていってください。

 

 

 

 

 

1.

 

 

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まずは国際展示場駅からご紹介します。

駅からビッグサイト方面に向かうとあまり駅の全容が見えないのですが、有明コロシアム方面からははっきりと全体を見渡すことができます。屋根が半透明のテフロン幕で作られており、混雑時を想定して改札周辺の空間が広く取られていることが特徴です。完成した翌年にいきなり関東の駅100選に選ばれるという出来レースを疑う経歴のある駅です。とはいえ臨海エリアを象徴する個性的なデザインで存在感がありますね。

 

 

 

 

 

2.

 

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パナソニックセンターにやってきました。

パナソニックグループショールームとして2002年にオープンしたここではパナソニックの様々な製品に触れることができます。任天堂のゲームソフトが遊べるニンテンドーゲームフロントなどがあることでも有名ですが、個人的なイチオシは『リスーピア』という理科と数学を遊んで学べるミュージアムです。子供達の理数離れを防ぐために作られたここでは最新のテクノロジーを通して数学・科学分野で偉大な発見をしてきた過去の偉人たちや法則を学ぶことができます。子供向けではありますが大人でも頭をひねる問題がたくさんあり楽しく遊んで学べるファミリー向けの施設となっています。

 

 

 

 

 

 

3.

 

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有明スポーツセンターです。

うまく撮れなくてめちゃくちゃ遠景になってしまいました。目立つ卵型の屋根の建物がいつもこのあたりから見えるのであれは何なんだろうなと思っていたんですが、江東区のスポーツセンターでした。丸い屋根の中身は体育館のようです。中ではプールや体操、ヨガなど様々な教室が行われているようです。このあたりは東京オリンピックの選手村もそう遠くないエリア。これからスポーツ熱はさらに加速しそうですね。

 

 

 

 

4.

 

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TFT(東京ファッションタウン)にきました。逆光で太陽が土星みたいになっちゃった。

名前の割には別にファッションに特化しているビルというわけでもない商業ビルです。実はここは株式会社東京ビッグサイトに吸収されている施設です。かつては第三セクターでしたが、完成当初から業績が悪く出来てからわずか12年で事実上倒産しビッグサイトに吸収合併されました。現在はショッピングモールやイベントを行うホールなどで賑わっています。この建物内には屋内では世界一の落差となる滝があり、毎日4〜8回高さ35mから2tの水を7分間流すショーが行われています。そんなことしてるから潰れたんじゃないか。

 

 

 

 

 

5.

 

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夢の大橋にきました。

有明エリアとお台場エリアを繋いでいる歩行者専用の橋です。写真でわかるように幅がめちゃくちゃでかく、最大で60mもありこれは歩行者の橋として日本一の幅の広さとなっています。お台場の夜景や臨海エリアの海を一望できる場所でありながら駅から遠いこともあって歩行者は少なめ。この事からプロアマ問わず様々な撮影スポットとして使われています。ドラマや映画にもよく登場しますが、コミックマーケット前後の時期などはコスプレイヤーの撮影があちこちで行われています。東京の意外な穴場、あなたもうまく使ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

6.

 

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東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾートです。

左右のビルが空中で繋がる特徴的な見た目は臨海エリアでも一際目を引きます。低階層部分はホテルトラスティ東京ベイサイドが設置されておりこちらは一般の客でも利用できるホテルなのですが、上層階は倶楽部会員のみが利用できる全室スイートの客室やラウンジ、高級レストランが並んでいます。私はまだ倶楽部ってものがピンときてないんですが、ここに入れる日は一生来ないかもしれないという感想しか出てきません...。みんな絶対に人生成り上がってやろうな。

 

 

 

 

 

7.

 

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東京都水の科学館に来ました。

倶楽部のことを調べていたら頭が痛くなって来たので入場無料の施設に逃げ込みました。館内では主に子供向けに水について色々と学べるコーナーが充実しています。海の水が雲になり雨として降って川に流れて...という循環も改めて学んでみると知らないことがまだまだ出て来そうです。ここには有明給水所も併設されており、ただの科学館ではなく東京の水の重要拠点としても大きな意味を持つ場所です。

 

 

 

 

8.

 

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そなエリア東京に来ました。

名前だけ聞いたことがあった私はずっと『そな』ってなんなんだよと思ってました。ここは防災体験を学習できるアトラクション型の学習施設です。つまり『備える』ことを学べる『エリア』=『そなエリア』ということみたいです。難しいよこれ。中ではマグニチュード7.3の首都直下型地震が起きた想定で避難経路を歩き安全地帯に抜ける体験ができるそうです。そなエリアは東京臨海広域防災公園の一角にあるのですが、この公園は災害発生時に首都圏広域の現地対策本部として機能する都の重要拠点です。映画『シン・ゴジラ』で出てきたオペレーションルームは実はここで撮影されています。リアル本部を使っていたからこそあの臨場感を感じることができたんですね。

 

 

 

9.

 

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有明のオブジェといえばこいつ、巨大ノコギリの登場です。

私はデジモンを見てこれを知った口ですが、同世代にはそういう人も多いんじゃないでしょうか。正式名称を『Saw,Sawing』(切っている鋸)というこのオブジェはスウェーデンのクレス・オルデンバーグ氏の作品です。オルデンバーグは日常にあるものを巨大化させるポップアート作品で知られる彫刻家。この作品も15.5mと近くで見るとかなりの迫力があります。このオブジェは切り開く、切り進んでいる途中ということから問題解決の象徴であるという意味が込められているそうです。

 

 

 

 

10.

 

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東京国際展示場に結局来てしまいました。

東京ビッグサイトの愛称で親しまれているこの建物も改めて見るとかなり特徴的な形をしています。ここのイベントに来ても西か東の展示棟に行くことがほとんどで、意外と逆三角形の部分に行ったことがない人も多いのではないでしょうか。このフロアは多数の会議室が設置され講演などが主に行われています。様々なイベントで年中人で溢れているスポットですが、世界的に見るとイベントスペースとしては実は非常に小さいです。ここも東京オリンピックを見据え会場の増築計画が行われている真っ最中であり、あと数年内で景色が大きく変わる可能性もあります。これからに期待ですね。

 

 

 

 

 

 

ということで有明エリアをお送りしました。

2,3年後にはまた新たな景色が広がっているんでしょうね。

 

 

 

 

おわり