東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その90(舎人・舎人公園編)

こんばんは一流です。今日は足立区から日暮里・舎人ライナーに乗って舎人駅舎人公園駅の周辺を散歩してきました。とねりですとねり。

 

 

 

 

23区最北端の地、足立区の舎人の街にやってきました。埼玉県が目の前にある舎人は2008年に完成した日暮里・舎人ライナー舎人駅舎人公園駅が最寄駅となります。日暮里駅からおよそ7〜8km離れたこの街は23区内ながら車社会が広がるエリアです。駅前の商店街などはないですが、大きい通り沿いに駐車場付きの広い敷地の店が多く見られます。住んでいないとなかなか訪れる機会のない街ですが、せっかく日暮里・舎人ライナーがあるので歩いてきました。舎人にある気になったものを写真10枚でまとめましたのでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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ということで舎人駅にきました。

何と言ってもこの街は名前が気になります。舎人と書いて「とねり」と読みます。日本史の授業でしか見かけない舎人という言葉は、本来皇族や貴族に仕え、警備などに当たる人のことを指します。ですがこの街がなぜ舎人と呼ばれているのかは未だに謎が多くはっきりしていません。地形から転じたという説やアイヌ語から来たという説、聖徳太子が名付けたとされる説など7つもの説が存在しているそうです。意見めっちゃ割れてますね。一時埼玉県に編入されていた歴史もあるそうです。そんな23区の果ての地でもある舎人ですが、日暮里・舎人ライナーができたことで日暮里駅から20分弱という交通の利便性を手に入れました。せっかく来やすくなったのでこの駅を起点に少し周りをぶらついてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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尾久橋通りです。

かつて日暮里を歩いた時にも似たような話を書きましたが改めてご紹介しておきます。日暮里・舎人ライナーはこの尾久橋通り沿いに作られた路線です。正確には東京都道・埼玉県道58号台東川口線というこの道はこの地域を南北に繋ぐ大動脈とも言える道路です。このエリアから都心に出るのに重宝される便利な道路ですが、それゆえにかつては通勤・通学時間帯の大渋滞を引き起こしていました。物流センターも近いことから大型トラックなどの交通量も多く、通勤通学バスとあいまって毎日大変な混雑だったと言います。その混雑解消わ、目的として作られたのが日暮里・舎人ライナーです。尾久橋通りの真上を通り最短ルートで南北を繋ぐこの路線は地域住民の利用率が極めて高く、朝のラッシュ時では混雑率188%を記録しています。これは全国の公営交通でのダントツの数字となっており、日本で最も混雑している電車ということになります。乗車時間自体ががそれほど長くないのがまだ幸いですが、編成量を増やしたり座席の位置を変更し車内空間を広くするなど様々な工夫が図られ改善が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 

 

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いきなり隣の駅に来てしまいました。

見沼代親水公園駅です。日暮里・舎人ライナーの終着駅にして東京都内で最も北端にある駅です。住所ではここも足立区舎人であり、駅名の公募でも「舎人駅」という名称が最多票数を集めたそうですが、近くにある見沼代親水公園から現在の駅名になりました。見沼とは現在は埼玉県のさいたま市にその地名を残していますがかつて埼玉にあった大きな沼です。現在でも用水として埼玉県を流れているほか一部は東京都のここ足立区に達しており、それが見沼代親水公園を形作っています。写真にあるようにこの駅は終着駅のためレールがここで終わっています。埼玉県方面への延伸計画を望む声も少なくないようですが、日暮里・舎人ライナーは混雑しているにも関わらず赤字経営が続いており、実現は難しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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この看板の女の子、顔の割に手がめちゃくちゃゴツくないですか?

なんて力強い手をしているんでしょうか。職人の手ですよこれは。この歳にしてどれほどの苦労を重ねて来たのか想像すると頭が下がります。立ち入り禁止の仕事、頑張って欲しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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舎人公園にやって来ました。

日暮里・舎人ライナー舎人公園駅がそのまま最寄駅となる舎人公園は23区内で3番目に大きい公園です。(ちなみに1番は葛飾水元公園、2番はこの前歩いた葛西臨海公園です。)ここはもともと第二次大戦時の防空緑地として作られました。当時爆発的に人口が増加していた都市部における用地確保の目的で作られたことで、防災における重要な拠点としての役割も持っています。現在では陸上競技場、キャンプ広場やテニスコートなど公園として非常に充実した設備を揃えています。また桜の名所としても知られ、足立区のオアシスとして今日も区民の癒しの場となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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そんな舎人公園ではこんな動物たちが見られます。

すごい種類ですね。多くは鳥や虫の写真です。中にはバードサンクチュアリ(野鳥の保護区域)として人が立ち入ることができないエリアもあります。また園内には池など水辺も多くあることから魚も多く生息しています。まさにオアシスですね。この看板で気になったのは写真のある動物よりも「ヘビをみつけてもさわらないでね」の注意書きの方です。23区内の公園でヘビが生息しているのは珍しい気がしますね。それだけ自然が豊かな公園ということですが、注意書きにあるように子供などは近寄らないように注意が必要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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この地名が気になりました。

入谷7-1とあります。入谷というと台東区の上野の近くにも日比谷線の駅名にもなっている同じ地名がありますね。地名の由来は入り組んでいる湿地の地形から。古くから湿地であったことから古墳時代の遺跡も残るほど昔から人が住んでいた地域でもあります。そのため入谷という地名は台東区のものよりもこちらが先からあったようです。東京都という狭いエリアの中で地名が被っていること自体は入谷以外にもいくつか見られます。例えば三田という地名は港区と目黒区にあったりなんかします。地名被りを探す散歩も面白そうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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あっ、歩いて帰るんですね...。

両手にリードをつけて帰る女の子がかっこいいです。飼い主はペットのこういうところまで責任を持たなければいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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なんとまたまた市場に出くわしました。

本当に狙ってるわけじゃないんですが、最近は歩くたびに市場に出会ってしまいます。豊島、豊洲、板橋、大田、葛西に次ぐ6つ目の市場を発見です。東京にある卸売市場は全部で11ですので半分以上と巡り合ったことになります。この北足立市場は青果と花卉を取り扱う市場で、これまでご紹介した市場よろしく年に一度一般の方向けに販売を行う市場まつりを行なっているようです。実は足立区は東京で唯一2つの市場を持つ自治体でもあります。足立区はここの他に千住大橋の近くに足立市場という市場を持っており、足立市場の取引量が増加し扱いきれなくなったことからこの北足立市場が新しく作られた経緯があります。この辺りは電車の便はあまり良くないですが、高速道路が近いことから車での移動には適しており、物流拠点としても優れた立地をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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最後はうっすい看板で締めます。

薄いしひび割れていて読みづらいですが大事な話が書いてあります。足立区の江北と呼ばれるこの地帯はかつて荒川沿いに五色桜というソメイヨシノやヤエザクラなどが混植された桜の名所でした。1912年、当時の東京市長であった尾崎行雄アメリカのワシントンにこの五色桜の苗を3000本送ったという話は有名です。ワシントンのポトマック川はその後桜の名所として有名になりましたが、1980年代に入ると本家の荒川の桜が公害の影響などで衰退してしまいました。そこで今度はアメリカがポトマック川の桜を東京都へ贈呈し、それらが現在の荒川に植えられています。この里帰りした桜は荒川沿いのほか先ほどご紹介した舎人公園などにも植えられており、かつての美しい姿を現代に蘇らせています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで舎人の街をご紹介しました。来週は東京じゃないと思われがちなあの街にお邪魔します。お楽しみに。

 

 

 

 

 

おわり