東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その89(明大前・下高井戸編)

みなさまこんばんは一流です。今日は明大前と下高井戸の街をぶらりと歩いて気になったものをご紹介します。

 

 

 

 

 

世田谷区から京王線明大前駅と下高井戸駅が登場です。京王線井の頭線の二線が通る明大前駅はその名の通り明治大学和泉キャンパスの最寄駅です。開業当時はまだ明治大学が無く、陸軍の火薬庫が近かったため火薬庫前駅という物騒な駅名だったそうです。学生街としてはそれほど規模が大きいわけではありませんが新宿へのアクセスも抜群なこともあり多くの明大生でいつも賑わっています。隣駅の下高井戸は京王線の他に東急世田谷線が通っています。こちらは逆にかつて日大前駅という名前だったそうで今も日本大学文理学部の最寄駅となっています。ともに京王線の主要駅となるエリアで気になったものを写真10枚でまとめましたので見ていってください。

 

 

 

 

 

 

 

1.

 

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ということでまずは明治大学にやってきました。

明治大学は現在都内に駿河台、和泉、中野の3つのキャンパスを持っています。この和泉キャンパスは関東大震災駿河台校舎が全焼したことを受けて移転地として選ばれたものです。先ほど述べたようにここはもともと陸軍の火薬庫として使われていた土地でしたが、当時の京王電鉄の社長が明治大学の卒業生だった縁もありこの地を買収し明大前という駅まで作り現在に至っています。大学の名前が駅名となっている駅は都内にも複数あり、東急線には駒澤大学駅とか都立大学駅とか学芸大学駅なんかがあります。ですが京王は下高井戸駅が元日大前駅だったことも含め、なぜか大学名を略して駅名とする傾向がありますね。呼びやすくていいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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築地本願寺和田堀廟所です。

築地本願寺は以前築地を歩いた時にご紹介しましたね。

東京写真10選その49(築地・築地市場編) - 東京日記

インド様式が特徴的な寺院で私が最もお気に入りのお寺でもあります。この和田堀廟所の建物にもなんとなくインド様式の面影がありますね。ここが築地本願寺の分院の一つで先ほどの和泉キャンパスと同様に関東大震災を受け本願寺の墓地が移転したことに伴い設立されました。移転の際には火薬庫であったこの土地を明治大学と分け合う形となったため、現在でも和泉キャンパスのすぐ隣にこの廟所があります。都心でも屈指の広さを誇る墓地で樋口一葉らをはじめとした多くの著名人のお墓があることでも知られます。近年では納骨堂の新設や参道の整備などを行なっており墓地だけでなく地域に根ざすお寺としての役割も大きくなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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明治大学駅前にやってきました。

こちらの建物、駅前によくある交番かと思いきやよく見るとちょっと違います。看板にもあるようにこちらはピースメーカーズボックスという明大前駅だけの自警団の施設です。かつてはここにちゃんと交番があったのですが、なんと昭和40年代に学生運動によって焼き討ちされてしまいそれ以来交番がない状態が続いていました。交番を焼き討ちってすごいですね。時代を感じますが、大学のある街の思わぬ弊害といったところでしょうか。その後平成に入ると1998年、この駅のある松原地区が下北警察管内のひったくりと空き巣の被害ワースト1のアリアとなってしまいました。住民は交番の誘致を働きかけましたが用地の確保がうまくいかず実現せず、自分たちで自警団を作り交番の役割を代替することを決めました。それ以来この地区の犯罪率は大幅に減少したとのことです。これぞ真の地元愛ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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激安の花屋を見つけました。

5〜9割引きと看板に書いてあります。すごい割引率。ここは先ほどの和田堀廟所の目の前にあるお店のためお供えの花を買われる方の利用率が高いんでしょうね。気になるのは看板に元から9割引との記載があるところです。花の値段を見る前から9割引と言われていたら何の価格と比べて9割引かれてるのかわからないような気もしますが...。それくらい値段に自信のあるお店とお見受けしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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ちょっと面白い遊具を見つけました。

明大前駅の側には首都高4号新宿線が通っています。この首都高は調布あたりまでほぼ京王線と沿う形で続いているのでこのあたりの駅で降りると常に高速道路の高架がすぐ側にあります。そしてさらにその首都高の北側に沿っているのが神田川です。この首都高と神田川の間には公園も多く見られます。この写真もその一つで、これは道と道の間のくぼみに作られた公園です。向こう側の道に渡ろうと思うと一回くぼみに降りなければいけないのですが、なんと写真にあるこの遊具が橋の役割を果たして向こうまで繋がっています。遊具と同時に橋としての役目もちゃんと与えられているのです。どうしても向こう側へ急いで渡らなければならないサラリーマンとかがいたとして、ここを走って駆け抜けるところを想像するとちょっと面白くないですか?しばらく待って大人が通るか観察していたんですが誰も通りませんでした。残念。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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だんだん下高井戸駅に近づいてきました。

赤堤という地名が気になりました。ここを歩くまで正直全く聞いたことのない地名でしたがなかなか風情のある名前ですね。この地名の由来は江戸時代まで遡るそうで、かつてここに服部氏という大名が陣屋を構えておりその時に築いた土塁が赤土であったことから赤堤という名前が付いたそう。いいですね〜非常に歴史を感じる名前です。駅名などに使われていない住宅街の名前などは実際に歩いてみないとなかなか出会うことができません。電車や車では味わえない散歩の醍醐味の一つですね。



 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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また散歩の醍醐味を見つけました。

住宅街にたまに現れるお揃いのお家です。しかしピンク・オレンジ・グリーン・ブルーと4色綺麗に揃っっているのはなかなか珍しいですね。こういう家を見かけるたびに思うんですが、この家に住んでいる人同士はどういう関係なんですかね。仲がいい近所づきあいをしてるのかなやっぱり。ここまで色揃えててそんなに仲良くなかったら気まずいですよね。家族を色で分けてゲームとかするのかな。しないのかな。色々な想像が膨らみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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星 スターがありました。

何屋なんだろう。「星 スター」って店名めっちゃよくないですか。このシリーズでいろんな店出して欲しいですよね。「力 パワー」とか「愛 ラブ」とか。店に入るかは別として。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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スタープラザというマンションが気になりました。

また出たスター。下高井戸は星が好きみたいです。普通のマンションですが、形がちょっと気になりました。真ん中に広場があって取り囲むように建物が配置されています。都心では意外とありそうでない形な気がします。一階にはガストやスーパー、学習塾などが入っており暮らしやすそうなマンションです。下高井戸は江戸時代に甲州街道の宿場街の一つでした。(のちにもっと日本橋に近い宿場町である新宿が出来て人気が移ってしまいましたが。)さらにもっともっと遡れば旧石器時代から人が住んでいたことが遺跡から確認できるそうです。人が暮らすことが根付いた街だからこそ細かいところに暮らしやすさの工夫を見つけることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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ということでラストは下高井戸駅前市場です。

味のある見た目をしていますね。年季の入った看板が歴史を感じさせます。昭和31年に作られたこの駅前市場では現在も多くの店が営業を続けています。下高井戸は関東大震災後に家を失った人々が郊外に移り新たな生活を始める場所として人口が増えた街でもあります。その際に商店街やこの市場が作られ、多くの店で栄えたと言います。現在でも多くの商店街で賑わっており、駅前に市場まで残っているのは都内でも貴重な存在といえるでしょう。写真右側の店名が書いてある看板を見ると、少しずつ店が減ってしまっていることがわかりますが、まだまだこの貴重な光景が現在の東京に生き残っていくことを願ってやみません。

 

 

 

 

 

 

 

ということで明大前と下高井戸の街をお届けしました。

来週は自動運転の電車に乗って難読地名のあの街に行きます。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

おわり