東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その79(原宿・表参道編)

こんばんは一流です。今日は流行の最先端の街である原宿と表参道をぶらりと歩いて気になったものを写真10枚でご紹介していきます。目指せファッションモンスター。

 

 

 

 

 

来てそうで来てなかった街、原宿にやって来ました。言わずと知れたカルチャーの発信地であり、あらゆるファッションをした人で毎日賑わう街です。ある意味東京で最も寛容な街ともいえるでしょう。原宿とは山手線が通る原宿駅副都心線明治神宮前駅を起点とするエリアを指す地名として広く使用されていますが、実際の町名としては現在使われておらず、この辺りの町名は全て神宮前で統一されています。その名の通り多彩なファッションやアートで囲まれた街であると同時に明治神宮の最寄り駅としての一面も持ってます。日本初上陸の話題のパンケーキやタピオカ屋さんは女子高生に任せて個人的に気になったものを写真10枚でまとめましたのでご紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは原宿駅が気になります。

原宿駅は山手線の駅の中で他の路線が通っていない三駅のうちの一つです。(他は目白駅新大久保駅。)ですが副都心線明治神宮前駅が目の前にあるため実質同じ駅のような扱いになっています。味のある駅舎は1924年に作られた木造建築で都内に現存する木造駅舎では最も古いものとなっています。ですが東京オリンピックに向け駅舎の建て替えが計画されています。この駅には通常は使われないホームが二つあることも特徴です。一つは明治神宮への臨時ホームで、毎年正月の初詣に訪れる乗客のために使用されるものです。もう一つはお召し列車が停まる皇室専用ホームです。北側に設置されているシンプルなホームは山手線からも臨むことができます。平成になってからは使われることは少なくなりましたが、2016年には原宿駅開業110周年記念として一般公開などが行われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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国立代々木競技場に来ました。

特徴的なその見た目も現在は全面シートに覆われており改修工事中です。この競技場はもともと1964年の東京オリンピックの際に国立競技場に次ぐサブ会場として建設されました。設計は世界のタンゲこと丹下健三氏によるものです。現在は第一体育館と第二体育館がバスケットボールやバレーボールの会場として使われることが多いですが、もとは水泳場として整備された歴史があります。独特の吊り天井型の設計は当時世界中から絶賛されたと言います。オリンピックの39日前まで突貫工事を続けてギリギリ完成したという逸話もあり、高度経済成長期らしいエピソードとも言えます。現在の改修は来年に迫った2020年の東京オリンピックに向けたもので、見た目はそのままに中身の耐震補強などが行われています。今度はちゃんと余裕を持って終了するといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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コープオリンピアです。

この建物はずっと前から気になっていたのでようやく記事にできて嬉しいです。原宿駅近くにあるマンションであるコープオリンピアはその名の通りオリンピックの翌年1965年に完成しました。超高級マンションとして人気を博し、いわゆる億ションの日本第一号でもあるそうです。中身はまるでホテルのような内装と設備を備えており、現在でも一等地としての価値は変わらず、住居や事務所として使われています。原宿や表参道がどんどん進化を続けていく横目にかつての高級マンションが当時の姿のまま残っているという光景はよく考えるとかなり貴重なものです。建て替えの話も出ているようですが、まだまだ原宿の街のシンボルであり続けて欲しいと思ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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東郷神社に来ました。

原宿の街というと明治神宮だけでなくこの神社も忘れることはできません。その名の通り東郷平八郎を祀る神社です。東郷平八郎といえば日本で最も有名な海軍軍人と言っても過言ではなく、日露戦争で当時最強と謳われたバルチック艦隊を破った指揮官として有名です。昭和の時代まで存命だった人物を祀る神社が建てられるというのは異例ですが、それほど彼が当時の日本に与えた影響が大きかったということが伺えます。(もっとも当の本人は生前、自分を神格化するようなことは控えて欲しいと言っていたそうですが。)現在は勝利を祈願する神社として多くの人が参拝に訪れるほか結婚式場としても使われており、私が訪れた日も式が行われていました。境内には船の信号旗の一つ「Z旗」の模様が多く使われています。これは東郷が海戦の前に「これに負けたらあとが無い」という意味を込め最後のアルファベットである「Z」の旗を掲げたことに由来します。

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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東急プラザ表参道に来ました。

今や表参道の顔になりつつある東急プラザです。東急不動産が運営するショッピングセンターで、この表参道店は2012年にオープンしました。最近では2016年に銀座にも完成しており各地の新たなランドマークとなっています。親分的なポジションにあった渋谷店は再開発に伴い2015年に閉店してしまいましたが、また跡地に2代目ができるみたいですね。この表参道店の特徴は写真にある鏡張りの入り口でしょうか。外国人観光客などがよく写真を撮っている姿を見かけます。これは万華鏡をモチーフとしており、屋内と屋外の光景をクロスさせることで原宿の町並みからいつの間にか店内に引き込まれていく感覚を味わえる演出なのだそうです。オシャレ。屋上には木々も植えられており、都心の街並みにアクセントを加えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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さらに定番を続けちゃいます。

みなさんご存知表参道ヒルズです。六本木、虎ノ門といった同じヒルズという名を冠する他の建物と比べ平べったい見た目が特徴です。地下3F〜地上3Fの吹き抜け構造のフロアの設計は安藤忠雄氏によるもので、表参道の並木道の景観と調和する作りとなっています。この場所にはもともと同潤会アパートの青山アパートメントがありました。同潤会とは関東大震災義援金を元に設立された財団法人で、都内の各地に良質な分譲住宅を供給することを目的としていました。当時としては先進的な設備を備えていた同潤会アパートは都内に13箇所ありましたが、現在ではその全てが取り壊され姿を見ることはできません。解体後は新たな住宅やマンションとなっていることがほとんどですが、この青山アパートメントのように大規模な再開発が行われ全く新しい姿に生まれ変わった場所もあります。現在でも表参道ヒルズには同潤会アパートを一部再現した同潤館という別館が設けられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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表参道の石灯篭に来ました。

表参道とはその名の通り明治神宮への参道を示す言葉です。明治神宮1920年に完成しましたが、表参道はその前年の1919年に整備が終了しています。ちょうど今年で100周年を迎えるんですね。表参道は冬至の朝に明治神宮から青山通りに向かって通りの延長戦長の太陽が昇る設計となっているそうです。 この石灯篭は表参道のシンボルの一つで表参道交差点の近くに2基設置されています。この近くは第二次大戦時に避難所として使われていました。しかし東京大空襲により表参道も火の海に包まれました。その当時の炎や油などによる染みが今もなお石灯篭の低い位置に見ることができます。戦前から今に至るまでの表参道の移ろいをこの石灯篭は今日も静かに見守っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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ワタリウム美術館に来ました。

ちょっと表参道からは外れているのですが紹介したかったので来てしまいました。ワタリウム美術館は日本や世界の現代アートを発信する私設美術館です。スイスの建築家マリオ・ボッタによって設計されたその外観も見所の一つですが、中の展示も見逃せません。年に3〜4回程度入れ替わる企画展はどれもユニークかつ見応えがあり現代アートの奥深さを感じさせます。1Fの部分はショップになっており、入場料無しでおしゃれな現代アートグッズを購入することができます。ポスターやポストカードなどどれも部屋に置いとくとオシャレ感を引き出せそうなものばかりなのでオシャレ感を引き出したい方は買ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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根津美術館に来ました。

表参道の通りをしばらく進むとある趣のある美術館です。鉄道王と謳われた政治家、根津嘉一郎が所蔵していた日本や東洋の美術品を中心に国宝や重要文化財を多く保存・展示しています。所蔵品はどれも見事なものですが、個人的には併設されている日本庭園の雰囲気がとても好きです。所蔵品の中でも特に有名なものとして国宝に指定されている尾形光琳の燕子花図屏風がありますが、この庭園には実際にカキツバタが植えられていて本物と絵を見比べるという贅沢な楽しみ方ができます。表参道の賑やかな人混みに疲れてしまったらこの美術館を訪れて閑静な雰囲気を楽しむのもよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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ラストは岡本太郎記念館で締めます。

先ほどの根津美術館からも程近いここは、生前岡本太郎の住居兼アトリエとなっていた場所でした。現在は彼が使っていた道具や彫刻やデッサンなどが展示してあります。彼はここで太陽の塔を始めとした多くのモニュメントや絵画のアイディアを生み出しました。この建物は岡本太郎の友人であった板倉準三によって設計されたものです。ル・コルビジェの弟子でもある板倉は新宿西口広場などを設計した名建築士で、岡本の依頼に応えユニークな住居を作り出しました。この記念館を訪れる時は中の展示だけでなく岡本が過ごした建物自体にも注意してみてみると、「芸術は爆発だ」という言葉の意味が少し見えてくるかもしれません。



 

 

 

 

 

 

 

ということで原宿・表参道編をお送りしました。次回はなんと平成最後の更新となります。30年以上続いた時代に別れを告げるのに相応しい場所を歩きたいと思います。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

おわり