東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その75(等々力・九品仏編)

こんばんは。月曜21時になりました。今週も散歩して見つけた気になるものを写真10枚でまとめていきます。今日の舞台は等々力・尾山台九品仏です。

 

 

 

本日3/25はこの東京写真10選という企画を始めてちょうど2年になる日です!思えばその1の十条・東十条編から多くの街を歩いてきましたがここまで続けられたのも皆さんのおかげです。これからもよろしくお願いします。

 

 

さて今回は世田谷区から東急大井町線の等々力・尾山台九品仏の3駅沿線をぶらりと散歩してきました。自由が丘と二子玉川に挟まれた閑静な住宅街が広がるエリアですが、等々力渓谷や浄真寺など見所がたくさんあります。等々力という地名は多摩川を挟んだ神奈川県側にも同じ地名がありますが、これは多摩川の流れを改修したことによって同じ街が分断されてしまったためです。住宅街を歩くとなかなか気になるものって見つけづらいんですが、今回の散歩では割とすんなり見つかった気がします。そんな気になるものだらけのこの街で見つけたものを写真10枚でまとめましたのでぜひ見てってください。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは九品仏駅で降りました。

九品仏(くほんぶつ)というちょっと読みづらい名前は近くにある浄真寺の阿弥陀如来像に由来するものなのですが、それはまた後述します。線路と線路の間にホームがあるため踏切を渡らなくては改札にたどり着けないタイプの駅舎となっています。東急大井町線の中でもそれほど利用者が多い駅ではなく、それゆえにこの駅にはある特徴があります。それは東急線の中で唯一のドアカット駅であるということ。この駅の両端には踏切があるため車両4両分しかホームの長さが無く、駅についてもドアが開かない車両があります。都内ではかなり珍しいドアカット駅のためちょっぴりローカル気分を味わうこともできます。

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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ということで九品仏の名の由来に来ました。

ここ浄真寺にある九体の阿弥陀如来九品仏という名の由来になっています。九品とは簡単にいうと「上の上」から「下の下」までを指す3×3の分類のこと。特に仏教では「上品上世」から「下品下生」までの九つの生き方で極楽浄土への往生の仕方が変わると言われており、この浄真寺にある九つの阿弥陀如来はそれぞれの九品を表したものとなっています。広い境内には他にも歴史的価値のある仏像や建築物なども多く、ゆっくり見て回ることができる落ち着いた空間が広がっています。この地にはもともと奥沢城というお城があったとされていますが1590年に廃城しています。その名残も至る所で見ることができるので見所の多いお寺ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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東京都水道局のマスコットキャラクター水滴くんを見つけました。

そのまますぎる名前のキャラクターです。水滴くんで検索すると彼のプロフィールが出てくるのですが、身長・体重・足の大きさが無限大(雨なので)となっていたり、現住所が新宿区西新宿2-8-1とやけに具体的だったり(ちなみにこの住所はなぜか京王プラザホテルの住所です。)してちょっと面白かったです。彼がなぜここにいるかというと九品仏駅近くには玉川上水場と東京都水道局研究・開発センターがあるため。東京都水道局の職員はここで多くの研修を受け東京の水道事業のプロフェッショナルとなっていくようです。川が縦横無尽に駆け巡る水の都としての一面も持っている東京の水道事業は本当に奥が深そうです。



 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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尾山台の住宅街に来ました。

写真だと少し伝わりづらいですが、このみちは下り坂になっています。遠くに映る街並みはここより低い場所にあるため坂の上から一望できるような眺めとなっています。尾山台はもともと小山と書いたそうですが、近くにある武蔵小山の小山と紛らわしいので尾山と書くようになったそうです。ちょっとかわいそう。元は小山というくらいなのでこの辺りは高台となっているところが見られます。ただでさえそんな名前なのに台地の台の字まで付けられて「腹痛が痛い」状態になっています。名前負けしていない景色が見られてホッとしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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ちょっと物々しい場所に来ました。

ここは尾山台にある宇佐神社の敷地内の一角で、八幡塚古墳という古墳がこの奥にあります。以前に田園調布を歩いた時にもご紹介しましたが、この辺りはもともと古墳の多いエリアとなっています。

東京写真10選その37(田園調布・多摩川編) - 東京日記

この古墳も5世紀〜6世紀あたりに作られたものとされており、副葬品が多く出土しているそうです。全長は33mと大きいですが、現在は写真のように神社の許可なくして立ち入ることは出来ません。大正時代に畑の開墾をしていたら遺物が見つかり出土に至ったとのこと。土掘ってて装飾品とかが出て来たらびっくりするでしょうね。住宅街の中に突然現れる古墳は、この土地が古くから人の暮らしが根ざしていたことを示す証ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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野菜の直売所を見つけました。

コイン式ロッカーみたいなボックスに野菜が入っており、小銭を入れると開けて買うことができるアレです。地方ではよく見かけますが、まさか世田谷区内でこうした光景を見られるとは思いませんでした。以前二子玉川を歩いた時にも少し触れましたが、世田谷区は野菜や果物の栽培を行なっているところが多くあります。

東京写真10選その22(二子玉川・上野毛編) - 東京日記

区内には270もの直売所があるそうで、取れ立ての新鮮な農産物を購入することができるそうです。この日もこの写真を撮る直前にこの直売所から買っていかれる方がおり、中はほとんど空になっていました。住民の方にとってはありがたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. 

 

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そんな尾山台のマスコットキャラを発見しました。

尾山オッポンというこちらのキャラクター。尾山台という名前から尾の生えた山というスケールのでかいマスコットです。この尻尾は尾山台にある狐塚古墳の狐の字が由来なのだとか。ちょっと色褪せたポスターにも見えますが、誕生したのは2014年と比較的最近です。「ポポ〜」という鳴き声?が特徴みたいですね。オッポンは尾山台のマスコットコンテストでこの街に暮らす住民の投票によって最優秀作品に選ばれたキャラクターです。地域の声を味方につけて今日も尾山台を盛り上げるためオッポンは奮闘しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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しかしインパクトではこのマスコットには勝てないでしょう。

こちらは等々力のマスコットキャラクター、「とどロッキー」です。その名の通りトドとロッキーのようなボクサーを合体させたとんでもないキャラクターです。全然土地とは関係ない映画の要素をマスコットに織り交ぜてくる思い切りの良さにはただただ感服するばかりです。2頭身のキャラの中では最も筋骨隆々の体をしていると思われるとどロッキー。その超ド級インパクトながらもグッズが充実しており、等々力商店街のあらゆる店の店内にぬいぐるみなどが置かれていました。彼がここまで体を鍛えているのは等々力の笑顔を守るためとのことなので何かあった際は彼を呼んでみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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ということで等々力の名所、等々力渓谷に来ました。

等々力といえばここです。23区内唯一の渓谷として知られる等々力渓谷は都会のオアシスとして人気を博しています。ここには30ヶ所を超える湧き水があり、その水によって台地が浸食されこの渓谷が形作られました。渓谷内には古くからの自然がそのままの形で残されており、古墳や日本庭園、甘味処など見所も多く都内の避暑地として多くの人を魅了しています。中でも湧き水が滴り落ちる不動の滝は有名で、かつては水量が非常に多く大きな音が轟いていたことが「等々力」の由来になったという説があります。この豊かな自然と不動の滝はそのまま次の写真にも関係していますので10枚目にバトンを渡します。

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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ということで最後の一枚は等々力不動尊です。

平安時代の末期に創建されたという満願寺、正式名称を滝轟山明王院というお寺です。ここの創建には先ほどの不動の滝に絡むあるお話があります。かつて興教大師という真言宗の僧がおり、ある時彼の夢の中にお不動様が現れ武蔵野の地に霊地があることを告げたと言います。彼はその地を探し求め、この等々力にて轟々と流れる不動の滝を見てこここそがその霊地であると確信し、この満願寺を建てたと言います。そのため不動の滝は現在でも滝行を行う修行の場としても知られています。興教大師が霊地であることを一目で確信するほどの自然に囲まれた等々力不動尊等々力渓谷とセットで訪れたいスポットですね。

 

 

 

 

 

 

 

ということで九品仏尾山台・等々力の街をご紹介しました。

次はお寺の名前がそのまま駅名になっているあの場所へ行きます。お楽しみに。

 

 

 

 

 

おわり