東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その65(吉祥寺編)

こんばんは一流です。今夜は住みたい街ランキングの上位の常連、吉祥寺を歩いて気になったものをご紹介します。この企画2度目の23区外です。

 

 

 

 

 

武蔵野市から吉祥寺が登場です。久々の市です。住みたい街ランキングで度々1位を獲得している人気の街ですね。実は「吉祥寺」という単独の地名は現在は存在しておらず、吉祥寺本町吉祥寺北町などの住所を総称したエリアが主に吉祥寺と呼ばれています。中央線と京王井の頭線が通る吉祥寺駅を中心とした範囲です。アトレやパルコ、丸井やキラリナなどの商業施設が密集しておりファッションや雑貨などあらゆるショッピングを楽しめる街です。またそれと同時に学生街やサブカルの街としての一面も持っており、来る人を飽きさせません。そんな吉祥寺をぶらりと歩いて気になったものを写真10枚でまとめてみましたのでぜひご覧ください。

 

 

 

  

 

1. 

 

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サンロード商店街に来ました。

吉祥寺を象徴するアーケードタイプの商店街です。中央線沿いの駅前にはこの手のタイプの商店街が多い印象がありますが、その中でも一段と規模が大きい気がします。300mの商店街はA地区とB地区に別れており、あらゆるジャンルのお店が立ち並びます。このアーケード街が開通したのは1972年のこと。それより以前は道路幅の狭い商店街でバスやトラックが行き交い、排気ガスや埃にまみれ商店街としての機能を十分に果たせていませんでした。そこで商店街の再建を目標としたアーケード建設委員会が発足し、当時は東洋一とも言われた設備を備えたアーケード街が完成したのです。現在の吉祥寺が住みたい街と呼ばれるまでに発展したのもこうした再開発が基盤にあることがよくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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バスです。

吉祥寺に来ると何と言っても気になるのがバスです。吉祥寺駅は電車だけでなく、多くのバスが行き交うことによる交通の便の良さも魅力の一つです。バス乗り場は北口と南口にそれぞれ9箇所ずつもあり、中央線沿いや南北の方向へ走るバスが充実しています。吉祥寺周辺は南北方向に通る電車が少ないため、その方向へはバス移動が中心になるようですね。人が溢れる駅前までの細い道をスレスレのところで何台も通っていくバスを見ると運転手さんのドライブテクニックに頭が上がりません。いろんな駅前を歩いてきましたが、ここまでバスと近いところを歩いたのは吉祥寺が初めてで緊張してしまいました。普段から吉祥寺を使っている人は慣れてるようでスイスイ歩いてました。吉祥寺上級者になれるよう頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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吉祥寺のアトレが気になります。

JRの主要駅にあるアトレですが、吉祥寺のアトレは少し変わった構造をしています。駅ビルというよりは高架下に沿ったひたすら細長い作りとなっており、地下1Fと地上2Fのフロアしかないにも関わらず、店舗面積は12,618㎡もの広さを誇ります。これは地上7Fの駅ビルを持つアトレ恵比寿の店舗面積とほぼ変わりません。もともとここには吉祥寺ロンロンという商業施設が入っていました。完成は三鷹荻窪間の高架化工事が完了した1969年、ちょうど先ほどのサンロードのアーケードが出来たくらいの時期と重なります。当時の吉祥寺の再開発プロジェクトの一環として開業したロンロンは吉祥寺をショッピングの街と言わしめる礎的な存在でした。Long Longという名の由来の通り、長い敷地と歴史を誇ってきたロンロンですが、2010年にJRに吸収合併されアトレとして生まれ変わりました。名前は変わってもロンロンとしての構造は変わらず吉祥寺の街をまだ盛り上げ続けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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武蔵野市立吉祥寺美術館に来ました。

コピス吉祥寺というショッピングビルの7Fにあるという少し変わった立地の美術館です。規模はそれほど大きくないですが、市民に芸術を親しんでもらおうというコンセプトからあえて街中にオープンした美術館です。そのため常設展は100円と格安。油彩画や写真などを中心として常設展のほか、多様なジャンルから企画展を定期的に行っています。それと同時にワークショップやも講演会なども積極的に行っており、芸術に対し観るだけではなく創ることや育てることをモットーとしているそうです。市としてこういう活動を啓蒙しているのはいいですね。ただのショッピングだけの街ではないことがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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吉祥寺オデヲンに来ました。

吉祥寺東亜会館というこのビルの2F〜5F部分にある老舗の映画館です。1954年に吉祥寺オデヲン座としてオープンすると1978年に現在のビルに建て替えられました。現在は3スクリーンを備え、レトロな雰囲気を残しながらも3D上映などにも対応した最新の設備を備えています。オデオンとはギリシャ語で劇場を指す言葉で劇場の名前として使われることが多いですが、オがヲの表記になっているあたりに歴史を感じますね。4年ほど前までは昔ながらの全席自由席だったようですが、最近はネット予約も行えるようになり指定席制に変わりました。時代に適合しつつも長い間吉祥寺の人たちに愛される映画館となっているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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吉祥寺宇宙時計店という気になる言葉を見つけました。

HANDAWatchWorldという名前のこちらの時計店。2017年11月と割と最近オープンした時計店です。この時計店を運営しているのは株式会社ミスズという会社で、店名の名前にもなっている半田晴久氏が代表を務めています。さてこの半田晴久という名前、ご存知の方もいるかもしれませんが、またの名を深見東州という電車や新聞広告でたびたび奇抜な格好をしていて目を引くあの宗教家、実業家の人物です。「怒涛の合格」でおなじみのみすず学苑の運営もしている人物ですね。株式会社ミスズは時計事業にも力を入れており、この店舗もその一環のようです。所狭しと並べられた個性豊かな時計が並ぶお店ですので普通の時計では満足できない方はいい買い物ができるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 7.

 

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みすず学苑の話が出たので似たような話を。

吉祥寺の街には東進ハイスクールのデカデカとした広告がいたるところにあります。今でしょでお馴染み林先生をはじめ個性豊かな講師陣が大勢の生徒と写っている写真をあちこちで見かけましたが、それもそのはず。東進ハイスクールはここ吉祥寺に本部が置かれています。東進ハイスクールは株式会社ナガセが運営していますが、その始まりは社長の永瀬昭幸氏が三鷹市のアパートの一室で始めたナガセ進学教室という個人塾でした。それが1971年のことなんですが、今回はこの年代に関する話が多いですね。吉祥寺や三鷹界隈が大きく変わった転換点とも言える時期なのかもしれません。ナガセ進学教室はその後次々と規模を広げていき、現在の勢いはご存知の通りです。周辺に大学も多い吉祥寺で学ぶと大学生の生活をイメージしやすくていいのかもしれないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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月窓寺に来ました。

吉祥寺には吉祥寺というお寺はありません。もともとは本郷のあたりに吉祥寺というお寺がありましたが、1657年の明暦の大火により焼失してしまい、行き場をなくした門前の住人が移住してきたのがこの武蔵野の地でした。彼らは無き吉祥寺に焦がれこの地に吉祥寺という地名を付けたのでした。現在の吉祥寺でのお寺といえば四軒寺という4つのお寺が密集している地域が有名です。4軒のお寺とは安養寺、光専寺、蓮乗寺、そしてこの月窓寺です。サンロードに面している月窓寺は特に吉祥寺を語る上では欠かせない存在です。実は吉祥寺駅はこの四軒寺の土地を借り入れて建てられたもので、月窓寺は現在でも吉祥寺駅前の商店街の地主として知られています。吉祥寺の影のドンとして商店街を取りまとめているすごいお寺でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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和歌水という旅荘を見つけました。

形容しがたい雰囲気があり思わず撮ってしまいました。調べてみるとここはかつて吉祥寺に数多く存在した連れ込み旅館の数少ない生き残りでした。連れ込み旅館なんてもはや死語になりつつあるような気もしますが、そう言われると確かにそんな雰囲気に見えてきます。昭和初期からこちらに軒を構えているいるというこの旅荘。井の頭公園の入り口という一等地にありながら独特な存在感を放ち続けています。異世界感のある雰囲気を持つ旅荘ということから昔から都市伝説なんかが持ち上がったりすることもあるらしいですが、現在でも普通に利用することができます。とはいえ入るのにはかなり勇気がいりそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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ということで井の頭恩賜公園で締めます。

神田川の水源である井の頭池、その池に広がるスワンボート場、ミニ遊園地のスポーツランド、動物がたくさんいる井の頭自然文化園、野球場やテニスコートなどのスポーツ施設、さらには三鷹の森ジブリ美術館と楽しいことの欲張りセットみたいな公園です。ここまでバラエティー豊かな公園は都内でもそうそうないですね。「井の頭」という地名は徳川家光が付けたものとされその名の通り井戸の頭、つまり当時から貴重な水源であったことの証左ともいえます。この周辺では縄文時代の竪穴式住居跡も見つかっているらしく、井の頭池は古くよりここに住む人を支えていたようです。現在の吉祥寺でも欠かせないスポットとして多くの人の憩い場となっています。

 

 

 

 

 

 

というわけで吉祥寺編をお送りしました。

 

次回はちょっとお知らせを挟みます!

明日か明後日あたりに1記事公開しようと思いますのでよろしくです。

 

 

 

 

おわり