東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その57(神楽坂・牛込神楽坂編)

みなさんこんばんは。東京写真10選のお時間ですよ。今日はおしゃれな街神楽坂周辺を歩いて気になったものを写真10枚でまとめました。みてね〜。

 

 

 

 

おしゃれな名前と景観が広がる街、神楽坂が今夜の舞台です。この坂で神楽を奏した歴史に由来するというなんとも風情のある名前の坂です。この坂は全国的にも珍しい逆転式一方通行を採用していて、昼と夜で一方通行の方向が入れ替わるという特徴があります。街並みには昔からのお店が立ち並ぶ景観がある反面おしゃれな今時の店も進出しており、歩いていて飽きのこないエリアです。神楽坂駅には東京メトロ東西線が、近くの牛込神楽坂駅には都営大江戸線が通ります。新旧の良さを併せ持った優雅な街で見かけた気になるものを写真10枚でまとめましたのでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずはla kaguが気になります。

神楽坂駅を降りるとすぐ目に飛び込んでくるのがこちらの店。一見すると倉庫のような見た目をしていますが、la kaguというオシャレな生活雑貨などの店が入っているセレクトショップです。元はこの近くにある新潮社の倉庫でしたが、2014年に隈研吾氏のデザインにより新たに生まれ変わった新たなオシャレスポットです。倉庫の無骨な外観と洒落た内装のギャップが素敵ですね。その名の通り主に家具などの衣食住を中心としたお店で賑わいを見せています。2019年1月からリニューアルのためしばらくお休みになってしまうらしいので行きたい方は今のうちに行っておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2.

 

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赤城神社に来ました。

1300年頃にこの地に創建されたという歴史がありますが、現在は他でも類を見ない特殊な形態となっている神社です。2009年頃、ここにはもともと境内に隣接する形で幼稚園がありました。ですが少子化による閉園が決まりその跡地を再開発しなければならなくなったことに加え、老朽化した社殿の建て替えも迫られており赤城神社だけではそのコストを賄えなくなりました。そこで赤城神社再生プロジェクトが発足し三井不動産レジデンシャルが境内の再開発を行うことに。隈研吾氏のデザインにより生まれ変わった境内にはなんとカフェや分譲マンションが建てられました。こうして赤城神社は現代に即した都市型の神社として神楽坂の人気スポットとなり現在に至ります。カフェやマンションの収益は神社の再建費に充てられ、約60年後には境内を再開発し緑豊かな過去の姿に戻すのだとか。めちゃくちゃ息の長いプロジェクトですね。ジジイになった頃に再訪したいと思います。ちなみにこの神社は芸能にご利益があるとされ絵馬はドラマや映画のヒット祈願で埋め尽くされていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3.

 

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石畳の路地に来ました。

神楽坂といえば石畳のおしゃれな路地を想像する方も多いのではないかと思います。私も初めて訪れた時は坂全体が石畳となっているかと思っていたのですが、意外と石畳が敷かれているエリアはかなり限られていて大通りから一本裏に入った路地裏の一部分だけにこうした景観が広がります。この辺りは料亭など雰囲気に即したお店が並び、神楽坂の大人の街としての一面が垣間見れます。石畳の一帯はかくれんぼ横丁とも呼ばれ、お忍びで来た人を後ろからつけても横の通りに入られると見失ってしまうというところから名付けられたのだとか。神楽坂にお忍びで訪れる大人になりたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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カラオケかぐらという店を見つけました。

こんなにデカいカラオケの看板見たことあります?黒に黄色という目立つ配色で遠くからでも一瞬でカラオケとわかるお店です。看板こそ派手ですが、店構えは落ち着いておりチェーンのカラオケとは一線を画した雰囲気がありますね。調べてみると内装も大人っぽい高級感あふれる作りでダーツなども用意されているらしいです。神楽坂ならではのカラオケですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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コボちゃん像を見つけました。

可愛らしくて思わずポートレートモードで写真を取ってしまいました。コボちゃんといえば35年以上連載が続いている国民的四コマ漫画ですが、作者の植田まさしさんが長年神楽坂に住んでいることから2015年に銅像が建設されました。コボちゃんって小さい頃はよく読んでいたんですが、最近はコボちゃんに妹が出来たり小学校に入学したりとどんどん歳を重ねているようですね。この像は連載初期のまだ幼稚園児だった頃のコボちゃんをモデルとしています。この日も服が着せられており、地域の方から愛されている銅像であることがよくわかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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神楽坂の途中にある毘沙門天善国寺に来ました。

1595年に創建された神楽坂発展の礎とも言えるお寺です。毘沙門天というと七福神の一人で寅の月、寅の日、寅の時にこの世に現れたと言われています。そのためこのお寺では狛犬の代わりに石虎という虎が鎮座しています。このお寺はなんと縁日の際に露店を出すという習慣の始まりとも言われる地らしいです。その盛り上がる様子は当時の絵や夏目漱石の小説などにも描かれています。今の神楽坂が人で溢れ多くのお店で賑わっているのもこの善国寺が一役買っていると思うとなかなか見過ごせないスポットです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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牛込神楽坂駅の出口の看板が気になりました。

大抵こういう看板ってその出口を降りた先にある名所などを紹介しているのですが、牛込神楽坂駅は半分以上が町名で占められています。一つの駅の一つの出口だけで最寄りにこれだけの町名があるのはすごいですね。神楽坂一帯は坂を中心とし、周囲に細い路地が多く飛び出しているような構造から町名の区分けもかなり細かくされてきた歴史があるようです。小さい区域の町名は最近では統合されて一つの名前になるなんてことがよくありますが、ここは昔ながらの町名がそのまま今に受け継がれている貴重なエリアと呼ぶことができそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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その中でも特に気になる町名を見つけました。

ここは新宿区立牛込箪笥区民センターという施設で、その名の通り箪笥町にあります。箪笥町(たんすまち)とは牛込神楽坂駅周辺の狭い区域の町名で、その狭さから◯丁目の表記がない単独の町名となっています。この箪笥とは現在の服をしまうタンスではなく、幕府の武器を総称して指した言葉であるそうです。この地に幕府の武器を扱う拝領屋敷があったことからこの町名になったのだとか。かつてタンスは服だけでなく武器など色々なものを持ち運ぶときに使っていたらしく、タンス=幕府の武器という意味も持っていたそうです。町名から学べることというのも色々ありますね。

 

 

 

 

 

 

  

9.

 

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なんだこれ。

いや、なんなんだこれは...。普通の民家の壁に突然貼ってあってびっくりしました。しかもこれ見る角度によって絵が変わるタイプのポスターなんですよ。逆サイドから見ると普通のスーツを来たおじさんが写ってました。このひょっとこと同一人物ってこと?それにしても全然意味がわかりません。神楽坂のまた新たな一面を見つけてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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口直しでかわいく締めましょう。

お地蔵さんのキャラクターの笑顔に癒されました。こういうかわいいキャラクターに弱いんですよね...。こちらは神楽坂地蔵屋という煎餅屋さんです。おせんべいやお団子など和菓子などのほかソフトクリームやシフォンケーキなども取り扱っているお店のようです。このお地蔵さんのキャラクターはじぞちゃんというらしく神楽坂を歩く人を優しく見つめています。神楽坂にはこうしたお菓子のお店も多く、食べ歩きなども楽しめる通りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでおしゃれな神楽坂をご紹介しました。

来週もオシャレなあの街を訪れちゃいます。お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり