東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その45(蒲田・京急蒲田編)

こんばんは一流です。今夜はついに私の生まれ故郷である蒲田の街を歩いて気になったものをご紹介していきます。街歩き好きのルーツに迫るよ。

 

 

 

 

 

 

 

私のふるさとがついに登場です。厳密に言えば私鉄の最寄駅が別であるのですが、それはそれでいつかご紹介したいと思います。JRの最寄は蒲田駅でしたので地元と言って差し支えないでしょう。東京の南の玄関口として大田区の主要な施設が揃う街です。羽田空港にほど近く、京浜急行線が都内で最も真価を発揮するエリアでもあります。また23区でも最大の温泉スポットとしても知られます。JRでは京浜東北線が、私鉄では東急多摩川線と池上線が通っています。また京急蒲田駅京浜急行線の駅でJR蒲田駅から徒歩10分くらいのところにあります。この微妙な距離感は以前から大田区の課題の一つであり、両駅を繋ぐ蒲蒲線という路線の建設の噂が立っては消えを繰り返しています。そんな私の地元から珠玉の10枚をお届けいたします。地元を改めて歩くって緊張しますね。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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まずは私が子供時代によく遊んだ公園をパシャリです。

蒲田駅からは若干離れていますが紹介しないわけにはいかないでしょう。タイヤ公園の通り名で知られる西六郷公園がこちらです。子供の頃は特に気にかけず遊んでいましたが、改めて見てみるとなかなか異常な公園です。3000個以上とも言われるタイヤが公園のあらゆるところに散らばっており、タイヤで出来た遊具や写真にあるゴジラ像など見所と遊び方が無限大に広がっています。一部タイヤは固定されておらず、持ち運んで遊ぶこともできます。子供の数だけ遊び方がある創造力を養うにはもってこいの公園です。京浜東北線の車窓からも見えますので気になる方はぜひ訪れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.

 

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実は蒲田にもモヤイ像があるんです。

こんな立派なモヤイ像があるのは都内では渋谷とここだけです。蒲田駅東口の待ち合わせのシンボルとなっています。渋谷のものと同じく伊豆諸島の新島から友好の絆として寄贈されたものだそうです。イースター島の像の名前は「モアイ」ですが新島のこれは「モヤイ」が正しい名前です。これは新島の言葉で支え合うという意味がある言葉だそうで、本家のモアイとかけてこういった像が作られています。かつて蒲田にはもう一体モヤイ像がいたのですが、駅前のリニューアルで移動を余儀なくされ、かといって捨てるわけにもいかず倉庫に放置されていました。なんと区はこれをテレビ番組の視聴者プレゼントとするという大胆な策に打って出ました。その結果現在は青森県深浦町の名物として鎮座しているそうです。そう言われるとこのモヤイ像も相方を失った少し寂しげな表情にも見えますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

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蒲田の名物、蒲田温泉に来ました。

大田区は23区で最も温泉が多い地域として知られます。蒲田駅周辺も温泉があちこちに点在しています。蒲田の温泉の特徴は黒湯と呼ばれるその名の通りの黒いお湯です。肌がスベスベになる効果があり美人の湯の呼び名も持っています。この蒲田温泉はそんな黒湯の代表的な温泉で、地元の人から温泉好きの人までいつでも湯船が賑わいを見せています。2Fには立派な宴会場もあり最近は様々なイベントの会場として使われることも。ゆっくり浸かって宴会場でビールなんかを飲んだ日には都内にいながら温泉旅行気分が味わえちゃう都内でもオススメの温泉です。

 

 

 

 

 

 

 

4.

 

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なんとも蒲田らしいお店を見つけました。

まずエキサイティングサロンって初めて聞くワードですよね。キャンディーキャンディーという店名の昭和感も最高です。「蒲田で一番安心して遊べるお店」とあり、値段も3000円と比較的安いようにも感じますが、日刊ゲンダイ推薦」というフレーズが引っかかります。安心を謳うならむしろ逆効果じゃないですかそれ?中でどんなエキサイティングなことが行われているのでしょうか...。もう少し世の中を知ってから訪れて見たいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

5.

 

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サロンの看板が気になりました。

看護師さんのフットケアサロンhinatakuさんというお店の看板です。女性限定の予約制ということで安心できそうなお店ですが、看板置く場所合ってます? 看板が置かれている敷地内は写真にあるように取引とかに使われそうな倉庫しかありません。この奥にお店が本当にあるんでしょうか?別の場所にあるとしたらこんなところに看板を立ててる意味はなんなのでしょうか。色々と気になって写真を撮ってしまいました。この中で普通にフットケアサロンしてたら面白いですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

6.

 

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蒲田で新宿を見つけました。

新宿小学校というこちらの学校。大田区に住んでいながらシティボーイ気分が味わえそうです。新宿という名前はかつてのこのあたりの町名から来ているそうです。以前新宿駅周辺をご紹介した時にも書きましたが、新宿という名前はそもそも新しい宿場町という意味であるため全国の町名としても比較的多く使われています。ちなみに都内で言えば葛飾区にも新宿という地名がありますが、こちらは「にいじゅく」と読みます。各地に散らばるいろんな新宿を見つけてみるのも面白そうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

7.

 

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安すぎて怪しい自動販売機を見つけました。

ペットボトルは100円、缶コーヒーに至っては50円という破格の自動販売機です。1台だけではなくこのエリアに10台くらい同じ価格設定の自動販売機が密集しています。よく見ると「この自動販売機は1日1000本 日本一売れます だから安いのです」の文字があります。しかもペットボトルにたまに当たりのシールが貼っており、3枚集めると1000円がもらえるのだとか。めちゃくちゃな仕組みですね。しかし調べてみてもここが日本一売れている自動販売機であるという確実なデータは見つけられませんでした。ただの自称なのでしょうか?とは言え安さは本物で、賞味期限なども問題ない普通の飲料ですので蒲田に訪れる機会があれば買ってみるのも面白いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

8.

 

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大田区産業プラザPIOに来ました。

特徴的な鋭角型の見た目をしている展示ホールなどを備えた多目的施設です。同人誌即売会などで使われることも多く、たまにコスプレをしている集団を見かけることもできます。今ではすっかり有名となったあのコミケもかつてはこの施設の前身である大田区産業会館で行われていた時期もあり、その手の業界ではよく知られた場所でもあります。他にも様々なイベントで催しで使われており、私も子供の頃何かの機会で訪れたことがあります。京急蒲田からすぐということもあり大田区の隠れた人気スポットになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

9.

 

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テアトル蒲田に来ました。

実はかつて蒲田は映画の街と呼ばれていた時代があることをご存知でしょうか。大正期、蒲田には松竹蒲田撮影所という現在の松竹の前身となる映画会社のスタジオがありました。蒲田の地で日本映画の黎明期に多くのスターが生まれ、当時としては最新の映画技術が養われていました。1936年には閉鎖されてしまいましたが、現在は大田区民ホールのアプリコの地下に当時のパノラマ模型が残されています。そんな蒲田に現在唯一残っている映画館がこのテアトル蒲田・蒲田宝塚です。昭和の香りがする昔ながらの雰囲気を残した映画館ですが、ファミリー向けの映画も多く上映しており、蒲田のちびっこを今尚魅了しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10.

 

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京急かぁまたたたたーっ駅にきました。

久々に地元の駅を訪れたらすごい名前になっていました。京急は現在北斗の拳とコラボしスタンプラリーを行なっています。その影響で京急蒲田駅は「京急かぁまたたたたーっ駅」に、上大岡駅が「上ラオウ岡駅」に、県立大学駅が「北斗の拳立大学」に期間限定で変わっています。どれもかなり無理矢理じゃないですか? そんな京急蒲田ですが、私が小さい頃とは大きく変化しています。京浜急行線の高架化により三層構造の縦に長い駅に作り変えられ、2017年に全ての工事が完了したばかりです。品川方面と横浜方面、さらに羽田空港方面と三方向に電車が伸びているのに加え、普通とエアポート急行と特急と快特が止まることからかなり複雑な状態になっています。最近行ったら慣れてなくて違う電車に乗ってしまいました。馴染みの風景が変わっていくのは寂しさがある一方、街がより便利に進化を続けていくこともまた東京の魅力の一つですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで私の地元、蒲田をお送りしました。機会があればぜひ遊びに来てください!

 

次に行くのはなんとあの街になります。お楽しみに。

 

 

 

おわり