東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その23(日暮里・西日暮里編)

こんばんは一流です。今日も張り切って東京の街から気になったものの写真を10枚紹介していきたいと思います。今日は下町の日暮里と西日暮里編です。

 

 

 

毎週更新って大変かなと思っていたんですが、なんかすごい調子が出てきました。常に4週間くらい先まで記事が書き終わっている状態になってます。写真を撮った時とタイムラグが発生しているかもしれませんのでご容赦ください。

 

今日は荒川区から日暮里駅と西日暮里駅周辺をご紹介していきます。徒歩でもすぐいけてしまうほど近い二駅ですが、共にJR山手線と京浜東北線日暮里・舎人ライナーが通り、日暮里駅は京成線、西日暮里には千代田線が乗り入れています。23区東部エリアへの玄関口とも言えるこのエリアで見つけた気になる10枚の写真をご覧ください。

 

 

 

1.

 

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まずは日暮里駅の日暮里・舎人ライナー乗り場からご紹介です。

2008年に開業したかなり新しい路線である日暮里・舎人ライナー。この開業によって「舎人」の読み方を知った人も多いと思います。日暮里から見沼代親水公園駅までの9.7kmを13駅で結ぶ無人運転の路線です。荒川区から足立区を通るこの沿線は日暮里・舎人ライナーが出来るまでは公共交通機関がバスしかなく、日暮里方面へ向かう大通りである尾久橋通りは大変な渋滞となっていました。その混雑緩和を目的として遂に完成した日暮里・舎人ライナーですが足立区民からの需要は大きく、平日朝の混雑率は全国の交通機関の中でもトップクラスの数値(188%)を叩き出しています。興味のある方は休日の昼などにゆっくりと乗ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

2.

 

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大屋商店にきました。

駅前のタワーマンションの二階という近代的な所に突然現れる駄菓子屋の大屋商店。問屋ということもあり品揃えは非常に充実しています。かつて日暮里界隈には100を超える駄菓子屋問屋横丁があり子供達で賑わっていたようですが、開発によりそのほとんどが姿を消してしまいました。その問屋街の唯一の生き残りがこの大屋商店です。タワーマンションに移転しても、周りの店が辞めていってもこの店主夫妻は精力的に営業を続けています。日暮里に残る子供のオアシス、いつまでも続いていってほしいですね。

 

 

 

 

3.

 

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谷中銀座の伝説の店に来てしまいました。

日暮里の名所といえば夕焼けだんだんの愛称の階段でも知られる谷中銀座。下町らしい情緒あふれる商店街が並ぶ谷中は最近話題の谷根千の一角として密かに注目を集めています。そんな谷中銀座のスタート地点に異様な存在感を放つ店があります。それがこの中東料理屋ザクロ。イラン出身の店主のアリさんの客との個性的なやり取りで珍スポット好きの間でも有名なお店であります。私も数回訪れましたが、可愛い女の子じゃないからと注文を頼むのを断られたり、馬のお面を突然被せられたり、店員が足りないからと他の客に水を持って行かされたこともありました。とにかくなんでもありの傍若無人ぶりですが、料理も美味しくリーズナブルで店内は常にアリさんと客の笑顔で溢れています。非日常的な体験がしたい方はぜひ訪れてみてください。

 

 

 

 

4.

 

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日暮里駅にあったポスターです。

日暮里・舎人ライナーオリジナルの折り畳み傘があるということがまず驚きなのですが、『突然の雨にこの1本!』という見出しに笑ってしまいました。そんなユンケル的な傘の推し方があるんですね。ちょっと買ってみたくなりました。

 

 

 

 

5.

 

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猫雑貨のお店ねこあくしょんです。

先ほどの谷中銀座に行く途中にあるお店です。実は谷中銀座付近は野生の猫が数多く生息しており猫の街としても有名です。これを受けて谷中銀座の商店街には猫グッズを扱うお店が非常に多く、猫好きの間では聖地とも言える場所でもあります。このお店もそのうちの一つ。ストラップ、Tシャツ、スマホカバーなどあらゆるグッズを販売しています。猫グッズがほしい方はぜひ日暮里を訪れてみましょう。あなたにぴったりなグッズが見つかるはずです。あと野生の猫もね。

 

 

 

 

6.

 

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都立谷中霊園です。

都内でも屈指の広さを誇る谷中霊園。日暮里駅からもほど近く、数多くの著名人が眠る安寧の地です。徳川慶喜を始めとした徳川家や鳩山一郎横山大観森繁久弥など著名な政治人や文化人などが埋葬されています。先述したように猫が多かったり、春には桜並木も見られ、喧騒とは無縁の心静まる空間が広がっています。

 

 

 

 

7.

 

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開成高校です。

西日暮里駅に移動しました。駅から出てすぐ目に入る位置にあるこの高校は日本一有名な高校と言っても過言ではないあの開成高校です。東京大学合格者数36年連続首位、偏差値78...と日本一の難関校として長く君臨する私立の男子校である開成高校。日本で最も説得力のある『ペンは剣より強し』の伝統が校章からも見て取れます。名前は聞いたことあるけどどこにあるのかは知らないという方は多いかもしれませんが意外にも西日暮里にあったんですね。この写真を撮る時何人かの制服姿の学生とすれ違いましたが頭が上がらない思いでいっぱいでした...。

 

 

 

 

8.

 

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西日暮里駅前にあるオブジェです。

オブジェにありがちな『飛翔』と言うタイトルですが、あんまり飛翔感がないので撮ってしまいました。ちゃんと説明を読むと不動明王に仕う童子の像であるらしく、将来への羽ばたきという意味での飛翔でした。名前だけで判断せずちゃんと背景を理解しないとダメですね。

 

 

 

 

9.

 

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何の変哲も無い写真に見えますが線路に注目です。

道路の上を走る線路、実はこれは貨物線なんです。こんな所に貨物線がと思って調べてみたんですが、これは田端駅から三河島駅を繋いでいるかつての常磐線の路線であるようです。現在の常磐線は日暮里駅から三河島駅を結んでいますが、日暮里駅が常磐線の起点となったのは1905年のこと。それまでは田端駅が常磐線の前身である土浦線の起点だったようです。そのため23区内では珍しい貨物列車の専用路線として現在も使われています。さりげない風景にも歴史が詰まっていることが知れました。

 

※2018/3/25追記

掲載されている写真は貨物線ではなく京成線のものでした。実際の貨物線はこれより少し奥にある同じく高架の路線です。訂正してお詫び申し上げます。

 

 

 

 

10.

 

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サン5パレスビルというビルです。

パレスという名前からなのか、エレベーターの上の部分が王冠になっています。いいですねこれ。いい意味で昭和っぽいデザインセンスで味わいがあります。ビル自体の趣もいいですが、写真右下にあるように社交ダンス教室が中に入っているというのも面白いです。実は西日暮里周辺は社交ダンスの聖地とも呼ばれるほど教室が多く、ドレスショップなども多く立ち並びます。駅利用者の年齢層にもぴったりで今日も素敵なオジサマやおばさまがこうしたビルの中の教室に吸い込まれていきます。

 

 

 

 

 

ということで下町の日暮里・西日暮里をご紹介しました。

次はあの学生街に行ってきます。お楽しみに。

 

 

 

 

 

おわり