東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』全100編公開中

東京写真10選その18(大森・大森海岸編)

月曜日の21時がやって来ました。東京写真10選のお時間です。

今夜はこの企画で初めてとなる大田区に上陸し大森・大森海岸駅周辺をご紹介します。

 

 

 

今回ご紹介するのは大田区、大森地域です。

蒲田と共に大田区という区名の由来にもなった大森ですが、歴史好きの方は大森貝塚がある場所というイメージも持たれているかもしれません。京浜東北線のみが乗り入れる大森駅は乗り換え路線がないJRの駅としては日本最多の利用人数を誇るという地味にすごい駅です。京浜急行線が通る大森海岸と合わせこのエリアの魅力をご紹介します。

 

 

 

 

 

1.

 

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まずはしながわ水族館からスタートです。

品川プリンスホテルにあるアクアパーク品川と間違えられることで有名なしながわ水族館がこちらです。品川区にあるので「しながわ水族館」という名前なのですが、その後に品川駅ほぼ直結のアクアパーク品川ができてしまったためややこしいことになってしまいました。アクアパークよりも水族館としては充実しておりイルカ、サメ、アザラシなど多くの種類の生物が展示されています。休日には家族で訪れる客が目立ちます。私も小さい時何度か連れて行ってもらいました。

 

 

 

 

2.

 

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マンションから飛び出ている謎のアンテナです。

避雷針にしては長すぎますよね。めっちゃ強力な電波を拾ってきそうなアンテナですがこのマンションはあらゆるチャンネルが見られるのかもしれません...。

 

 

 

 

3.

 

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駅近くで見つけた土嚢です。

看板には『この資材は雨季漏水対策用です。ご自由にお持ちください。』とあります。自由に持ち出せる土嚢を用意している自治体ってなかなか珍しいですね。過去に被害があったのでしょうか。ただ実際に漏水が起きそうな時にここに来て土嚢を持って帰るのはめちゃくちゃ大変な気もしますが...。実際に使われているところを見てみたいです。

 

 

 

 

4.

 

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その土嚢の近くにあった建物です。

入口が見当たらないんで何なんだこれはと思ったんですが、プレートを読むと説明が書いてありました。これは『空気抜き塔』と言うらしく、台風等で下水管のなかに大量の雨水が流れ込んだ時に押されて逃げ場のなくなった空気を逃すための施設なのだそう。名前がまんますぎて笑いました。土嚢といい大森はやけに大雨対策がしっかりしていますね。他の場所で『空気抜き塔』を見かけた人がいたら教えてください。

 

 

 

 

5.

 

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しながわの区税だよりです。

まよちゃんと言う女の子ときつねくんと言う半獣半人の男の子が住民税の申告の話をしています。きつねくん、人間の私より確定申告や住民税に詳しいです。語尾が『〜じゃ』となっていることから実は結構歳がいっているのかもしれません。そのおかげで税に詳しいのかな。品川区の税務署は早くきつねくんを囲い込んでおいた方が良さそうです。

 

 

 

 

 

6.

 

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セブンスターマンションに来ました。

スター1個しかないじゃん。

 

 

 

 

 

7.

 

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鈴ヶ森刑場遺跡です。

大森海岸駅から第一京浜を北側に進むとこの遺跡が見えてきます。ここは江戸時代に罪人の処刑が執り行われていた場所です。ここでは220年の間に10万人〜20万人近くもの罪人が磔刑や火炙りなどの方法で処刑されていました。その中には歴史好きなら聞いた事のある人物も何人か含まれています。1871年に閉鎖されますが、まだ当時の処刑が行われていた様々な跡が残されたままです。現在はお寺が隣接し、慰霊塔が建てられ死者の供養が行われています。

 

 

 

 

8.

 

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パンダとコアラの遊具です。

パンダは体全体が遊具になっているのに対し、奥のコアラは木とのコラボによって構成されています。実物大に即した芸の細かさに感動してしまいました。大森の子供達はこうしてパンダとコアラの違いを学んでいくのですね。

 

 

 

 

 

9.

 

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動物つながりでもう一枚行きます。

病院の入り口に貼ってあった写真なんですけど直腸肛門科の写真がチーターの親子って何のメタファーなんだよ。何を意図しているのか全然わかりませんが、ワイルドな治療をしてくれそうですね。

 

 

 

 

 

10.

 

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最後は大田区文化遺産の八景坂で締めます。

大森駅の山王口を出てすぐにある坂になります。説明にありますが、かつてこの坂の上からは大森の海岸はもとより房総の方まで一望できたと言うから驚きです。8個の綺麗な風景が見えることから八景坂と名付けられたのだとか。山王地域はこうした景勝地であったことからも古くから文化人や実業家などが邸宅を構えるようになりました。昭和初期には特に多くの文学人が多く暮らしたことから馬込文士村と呼ばれる地域を形成していました。

 

 

 

 

 

ということで大森エリアをご紹介しました。

実はここは私の地元に近く馴染みのある場所だったのですが、改めて歩くと知らないことだらけだったことに気づかされました。知っているところもいつもの違った視点で見ていると面白いですね。

 

 

 

 

次回は臨海エリアのあの街をご紹介しますのでお楽しみに。

 

 

 

 

おわり