東京日記

東京の気になったものについて書いてます。『東京写真10選』毎週月曜21時から更新中。

東京写真10選その12(八丁堀・越中島編)

こんばんは一流です。東京写真10選企画のお時間です。

今夜ご紹介する街は東京のすぐ近くにありながら影の薄い街、八丁堀と越中島です。

 

 

天下の東京駅からJRで1駅と2駅という立地にも関わらず、なんとも地味な街の登場です。オフィス街である八丁堀はともかく、越中島に至っては東京23区内にあるJRの駅の中で最も利用者数が少ない地としても知られてしまっています。東京駅の1日の利用者数がJRだけで約45万人を誇るのに対し八丁堀駅は約3万3千人、越中島駅は約5千人という有様。そんな都心の穴場で見つけた珠玉の10枚をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

1.

 

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八丁堀駅を降りてすぐにあるWISE OWL HOETELの写真からスタートです。

左側にありそうで無い漢字が書かれているので気になって写真を撮ってしまいました。ここは「東京を夜まで遊びつくす」というコンセプトのもと作られた人気のホステルです。恥ずかしながらホステルについてほとんど知識がなかったのですが、主に外国人を対象とした宿泊者同士が交流できるドミトリー(相部屋)や共有スペースなどを備えているところをホステルやゲストハウスと呼ぶようです。このWISE OWL HOETELの特徴はOWLという名の通りなんと女将が「ミミズク」である点。外国人同士の交流を大きな瞳で優しく見守っているようです。

 

 

 

 

2.

 

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 ビル街の中に急にある民家です。

八丁堀に限ったことではありませんが東京のオフィス街では時たまこういう風景を見ることができます。その土地に古くから住んでいる方の住家やお店などが再開発の波に飲まれず残っている光景は非常に貴重なものです。普段何気なく見落としているビル群の片隅にも目を向けてみるとその土地の歴史を知るヒントが隠れているかもしれません。

 

 

 

3.

 

 

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中央大橋です。

隅田川には数多くの美しい橋が架かっていますがこれもその代表例と言えるでしょう。レインボーブリッジと全く同じ日に完成したというこの橋は、バブル期に作られたこともありフランスのデザイン会社に設計を依頼し造られた当時としては新鋭的な橋だったようです。八丁堀の東側に位置する新川(霊岸島)と言われる地域は四方を川に囲まれており、この中央大橋含めた一部の橋や道路でしか行き来ができない地域となっています。

 

 

 

 

4.

 

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中央区のチラシです。

全然話が噛み合ってないですね。二人のギャップがすごいです。この風貌の老人を「ご隠居」と呼ぶのも違和感がありますがさすが魚屋の店主はコミュニケーション能力が違いますね。欲を言えばこの後の魚屋の返事がどういうものか見たかったです。

 

 

 

 

5.

 

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マンションの駐輪場の入り口に突如現れた謎のオブジェです。

なんですかこれは。アート的な作品の場合だいたい周りに作品名とかが書いてあるプレートがあるんですがそれも見当たりませんでした。何せ駐輪場の入り口の頭の上にあるのでめちゃくちゃ圧迫感があります。目的がよくわからないオブジェでした。

 

 

 

 

6.

 

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船です。

越中島駅の利用者の少なさは先述した通りですが、実はそのほとんどが東京海洋大学の生徒や関係者です。豊洲運河に面する越中島という立地に構える東京海洋大学はその名の通り海洋に特化した研究や教育を行う国立大学です。その敷地内に展示されているこの船の名は「明治丸」。その竣工はなんと1874年にまで遡ります。当時の日本最高峰の船としてイギリスの造船所で造られたこの船はその後明治天皇が乗船したり、琉球硫黄列島に航海したりするなど様々な歴史の転換点に関わっています。役目を終え国の重要文化財となった今は海洋大で未来の日本の海を背負っていく若者たちを見守っています。

 

 

 

7.

 

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公園の遊具です。

とても悲しい風景です。おそらく元々は二匹の遊具だったのでしょう。パンダの隣にいたであろう遊具は壊れたのか経年劣化か撤去されてしまったようです。常に隣にいた相棒を失ったパンダの表情を見てください。まだ現実を受け入れられていないようです。私たちが一緒に遊んであげることで彼の心の傷が少しでも癒えることを願います。

 

 

 

 

8.

 

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矛盾したのぼりです。

深川ワイナリーというお店ののぼりです。都内にあるワイナリーとは珍しいですね。試飲所が店の裏側にあるようで、表のシャッターが閉まっていても試飲は出来ますよという意味ののぼりでした。時期によっては醸造体験もできるようなので身近にワインを感じられる都心の新たなスポットとして注目です。

 

 

 

 

9.

 

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貸し看板です。

誰も借りねえだろこれ。前の借主の「町ホワ」が隠しきれていないし連絡先なども一切書いてありません。住宅街の中にあったので宣伝効果もあまりあるとは思えません。オーナーの半ば諦め気味な貸し方が面白く写真を撮ってしまいました。

 

 

 

10.

 

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最後は地名で締めます。

越中島駅付近の地名が気になったので撮ってしまいました。その名も「古石場」。名の通り江戸時代に石場があったようです。そのまま。この辺りは江戸時代からの埋立地で周囲を川に囲まれているのが特徴で、古石場川親水公園など子供の頃から水と触れ合える機会が多い土地となっています。東京駅から2〜3km離れただけで臨海エリアの下町の世界に足を踏み入れることができます。

 

 

 

 

 

ということで今回は都心に近くて遠い町、八丁堀と越中島をご紹介しました。

次回歩く街はどこか楽しみにしていてください。

 

 

 

おわり