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東京日記

東京のこととかその他のこととか書いてます

ディズニーランドの思惑(その3)

エンターテイメント

こんばんは。リューイチです。

どうでもいいから前回の答えを教えろという声が聞こえてきそうなので早速そこからスタートします。

 

 

前回、ファストパスのあるアトラクションは左半分と右半分でそれぞれ共通点があるということを述べました。

その答えなんですがズバリ

「屋外アトラクション」か「屋内アトラクション」かということです。

 

 

 

  

だからなんだと思った方、ここからが重要なポイントなんです本当です。

実はディズニーランドは左と右では屋外アトラクションの割合が全く違います。

 

左エリアでは、12のアトラクションのうち9つが屋外アトラクションです。

(屋内のアトラクションはカリブの海賊、魅惑のチキルーム、カントリーベアーシアターのみ)

屋内アトラクション率は75パーセントです。

 

右エリアでは25あるアトラクションのうち屋外アトラクションは7つしかありません。

その割合は28パーセント。明らかに左エリアとは異なります。

 

 

これは前回お話した左は維持右は改革というテーマが原因と考えられます。

一般に屋外と屋内のアトラクションでは、屋内の方がリニューアルを行いやすいものと思われます。外にあるアトラクションは改装中の期間にどうしても景観を損なったり、安全上のリスクが発生してしまうからです。そのため改革をモットーとする右エリアに開園当初から屋内アトラクションを集中して配置しているのではないでしょうか。

 

とにかく左エリアに圧倒的に屋外アトラクションが集中していることは事実です。

 

 

ここにこそ左エリアの逆転のチャンスが潜んでいるのです。

 

 

そもそも動線を作り出す場合、最も重視するべきことは人の最初の動きです。

スタートから流れを作らなければキレイな動線は描けません。ディズニーランドで反時計回りの動線を描きたいのであれば、入園直後の朝イチから客をトゥモローランドなどの右エリアへ行かせることが重要になります。

 

動線とは人の動きを物の配置などによって自然と誘導することで出来上がるものであって、呼び掛けることで起こす動きではありません。昼に急にアナウンスで「今から皆さん反時計回りに園内を周ってください頼みまーす!」と呼びかけてもそんな動きは起きません。

そのため朝イチから右エリアへ自然と行かせるためには入口から最も近いトゥモローランドファストパスを多く配置するのは当然のことと言えます。

 

 

これはつまり逆を言えば左エリアには朝イチには向かって欲しくないということにもなります。

動線作りのためには朝は右エリアにまず行ってもらって、後から左エリアに向かって欲しいのです。

かなりわがままな要望ですがこれを実現する方法は一つあります。

 

 

ところで2014年に左エリアにあるジャングルクルーズはリニューアルを行いました。「ワイルドライフ・エクスペディション」と名付けられたこのリニューアルによって音や光の演出が大幅に追加されました。それによりナイトクルーズと呼ばれる夜のツアーがさらに魅力を増し、人気を博しています。

 

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【公式】ジャングルクルーズ: ワイルドライフ・エクスペディション | 東京ディズニーランド | 東京ディズニーリゾート

 

 

 

 

これです。

 

 

 

これしかありません。屋外アトラクションがほとんどを占める左エリア夜景を売りにしたリニューアルをどんどん行ったとすればどうなるでしょう。

 

「あのアトラクション乗りたいけどリニューアルして夜行くと綺麗になったらしいからどうせ乗るなら朝じゃなくて夜に乗ろうよだから朝は右から行ってファストパス取りながら周ろうよ〜」

 

 

となるじゃないですか!!完璧かよ!!!

 

 

 

とは言えこの実例は未だジャングルクルーズしかありません。

ですが現時点でトゥモローランドがアトラクションを次々入れ替えていることや、ファンタジーランドの拡張構想がある以上、左エリアも指をくわえて見ているだけというわけにもいかないと思います。 

仮に左エリアの各アトラクションがこれからリニューアルを行うとすればそれが夜景を売りにするなどの夜行くと得するものである確率は十分あり得るといえると私は考えます。

 

これからもし左エリアに実際にそのようなリニューアルが行われたらこの記事を知り合い全員に見せつけて俺はわかってたぜと自慢して一生を過ごすことにします

 

 

 

 

 とまあここまで長々とディズニー思惑について好き勝手推測してきました。

とにかく少なくともここ数年のトゥモローランドの活性化に関しては動線管理が目的という面があるというのが私の考えです。

 

 

実はディズニーシーに関しても近年同じ傾向が見られます

シーの場合は左側のアメリカンウォーターフロントにタートルトークやタワーオブテラー、トイストーリーマニア!などの人気アトラクションを次々に配置しています。

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またそこに繋がるエリアであるポートディスカバリーのストームライダーにもリニューアルの計画が現在あります。こちらは開園から左周りに客を進め、時計回りを描くよう開発が進められています。ランドに続く片方のエリアに偏ったリニューアルは偶然ではないでしょう。

 

tdrhack.com

 

 

 

 

ただランドのファンタジーランド開発計画についてはその限りでないと言うべきかもしれません。動線管理も目的の一つではあるかもしれませんが、メインの目的ではないでしょう。

というのもファンタジーランドの開発はこれまでのディズニーのリニューアルの中でも最も規模の大きいものと言えるからです。ディズニーはこの計画に5000億円投資していると言われています。(頼むから少しくれ)

これほどの巨額の資金と園内の構造を大きく変えてまで行われる大掛かりなリニューアルの目的が単なる動線の管理といった程度のこととは考えづらいです。

 

このリニューアルはディズニーランドの単なるテコ入れと表現したほうが良いかもしれません。

ディズニーは今追い詰められているのです。

2015年上半期、ついにディズニーの客足にも陰りが見え始めました。入園者数は頭打ちになり、入園チケットなどの値上げに踏み切ったことは記憶に新しいです。業績的にもディズニーはいま大きなターニングポイントに立たされています。

www.excite.co.jp

 

5000億という投資はそのまさにディズニー一世一代の大勝負をかけた強気の攻めとも取れるのです。

 

 特に今期はテーマパークのライバルであるユニバーサルスタジオジャパン(USJ)の興行が過去最高を記録し勢いを増してきています。

ディズニーは確固たるブランドを確立しそれが強みとなっていますが、USJは逆に様々なものを取り入れる柔軟性があります。経営方針がまるで違う両者がこれからどのような戦略をうって出るのかというところもいつか記事にしたいと思います。

 

 

 ということで長々とディズニーの園内の作りについてお話ししてきました。

リニューアルに伴い、近いうちに無くなってしまうアトラクションがいくつかあることは寂しいですが、さらに楽しめるテーマパークになるように楽しみに待ってみようと思います。あと年パス欲しいです。

 

 

 

おわり