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東京日記

東京のこととかその他のこととか書いてます

しにゆくものほど うつくしい

日本語

こんにちは。リューイチです。

 

前回『可愛い』『美しい』の違いについて急に話しを始め、『可愛い』とは自分より下のステージに属するモノに対して持つ感情であるというお話と、おじさんはかわいそうというお話をしました。

今日はその続きの『美しい』についてです。

 

 

 

 

『美しさ』の対象となるモノについてもいくつか挙げてみましょう。

 大自然の絶景、洗練された建築物などでしょうか。

または日本には『滅びの美学』という言葉もあり、何らかの終末、あるいはに対してまで『美しい』と感じるケースがあるようです。

これらも『可愛い』の時と同じく『意思疎通が出来ない存在』ではありますが、少しその意味合いが違うことがわかると思います。『可愛い』の場合、意思疎通が出来ない原因は『対象が発信者よりも下のステージに属している』からと前回述べました。

icchiryu.hateblo.jp

 

 しかし『美しい』では完全にその逆です。自分の理解の範疇を超えてしまっているモノ、『発信者より上のステージに属しているモノ』『美しい』の対象になっていることがわかります。『美しい』という感情は、もはや単なる賞賛の言葉に留まらず畏怖や畏敬の念に近いものとも言えるかと思います。

 

 

つまり『可愛い』と『美しい』は響きとしては似ていますが、実際は全く逆の対象に対して使う言葉だということです。

 

 

 

一つ分かりやすい例を見つけたので画像を載せておきます。

 

f:id:icchiryu:20151018224208p:plain

 

これは『可愛い』で画像検索して出た検索結果です。

今回定義づけしている『可愛い』は、単純な女性の顔の造りのようなことではない、ということを前の記事の最初で書きました。なので女性の画像を抜きにして考えてみると、やはり仔猫小さい子などが出てくることがわかります。これらもやはり『対等な意思疎通が出来ない相手』です。ちなみに左下にゆうこりんがいるんですけど彼女もコリン星から来た異星人なので『対等な意思疎通が出来ない相手』として扱ってもいいかもしれません。

この画像検索結果のポイントは、『なんか勝てそう』ということです。仔猫小さい子に知性や身体能力などの点で私たちが負けるということは考えづらいです。『可愛い』とはやはり、自分が対象より上の立場にいるからこそ生まれる感情であることがわかるかと思います。

 

では『美しい』の画像検索ではどのような結果が出るでしょうか。

  

 

f:id:icchiryu:20151018224157p:plain

 

勝てません。

いやもう勝つとか負けるとかの問題ではないです。スケール違いすぎじゃない?右下の藤の花にもボコボコにされる気がします。『可愛い』の検索結果とは明らかに違います。個人の力ではどうすることも出来ないモノ、まさに『発信者より上のステージに属している存在』が『美しい』と呼ばれる資格を持つことができるのです。

 

 

こんなに長々と『可愛い』『美しい』の違いについて述べてきましたが、結局何が言いたいかというと、私たちは無意識の内にこの二つの言葉を使い分けているということです。

特に人の仕草や佇まいに対して『可愛い』『美しい』と感じている時です。

可愛い』は自分よりステージが下のモノ、『美しい』は自分よりステージが上のモノに対して使う言葉だということをこれまで散々述べました。

ということはAさんの行動を見て『可愛い』と感じた場合、自分がAさんより上の存在だということを無意識に決めていることになります。「優しくしたい」とか「守ってあげたい」みたいな感情です。

逆に『美しい』と感じた場合はAさんに勝てないと心のどこかで考えているということです。「やっぱりこの人にはかなわない」とか「憧れる」といった感情です。

 

つまり私たちは無意識の内に、対象を自分と比較した上で『可愛い』と『美しい』を綺麗に使い分けています。適当に口から出しているように見える言葉にも、しっかり自分の考えが反映されているということです。自分がどんな場面でこれらの言葉を使ってるのかを意識してみると、自分が自分をどのくらいのステージに位置付けしているのかがちょっと見えてくるかもしれませんね。

 

 

 

 

結局何が言いたいのかというと石原さとみは可愛いですよねというお話でした。

 

 

 

おわり